実説 城谷怪談
老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。
幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。
そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。
内容紹介
「横たわる男」(36分)
島崎さんという40代の女性が、中学生だった13歳の時の時の事。 当時島崎さんは部活動では合唱部に所属していたそうで、この合唱部が非常に上下関係の厳しいところだった。放課後の活動が終わると先輩たちを見送り一年生は部室の片づけや、掃除をしてからでなければ帰れなかったそうである。 最初こそ慣れない環境に戸惑う1年生たちだったが、3学期くらいになると慣れたもので、掃除の後に残っている仲間同士でおしゃべりしたりする余裕も出てきた。 その日もおしゃべりに夢中になっているうちに夕方の五時を過ぎそろそろ帰らねばと教室を出た。しかし通っていた学校は、夕方五時を過ぎると教室がある棟の階段の昇降口が閉鎖されてしまい、スムーズに玄関に抜けられない決まりになっていた。 唯一職員室のある別棟に繋がる階段だけが開いている。仕方なくその昇降口を目指して暗い廊下を数人の友達と歩いて行ったのだが……。
城谷 歩(しろたに わたる) プロフィール
1980年2月16日生 北海道小樽市出身
15歳から舞台演劇を中心に俳優活動を始める。
その後、劇団深想逢嘘(2000年〜2011年)を発足、主宰を務める。
様々な職種を経て2012年1月怪談師デビュー。怪談ライブバー スリラーナイト札幌本店で活動後、2014年から同六本木店オープンに合わせ上京。
外部出演、独演会開催、メディアへの出演多数。
2018年独立。公演情報などはHPにて。
http://shirotani-kwaidan.com
■メディア
・「所さんの目が点」
・「大人養成所バナナスクール」
・「Rの法則」
・「柴田阿弥の金曜thenight」
他多数
■書籍
・恐怖怪談「呪ノ宴」(竹書房 単著)
・怪談師恐ろし噺「裂け目」(竹書房 単著)
■DVD
・「怪奇蒐集者」(楽創舎)
・「六本木怪談 呪・祟」(楽創舎)
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