実説 城谷怪談
老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。
幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。
そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。
内容紹介
「やかましい部屋」(34分)
イチさんという札幌在住の女性の体験である。今から二十年近く前に双子の姉と二人暮らしをしたアパートでの出来事は今でも強烈に記憶に残っているそうだ。 当時専門学校生だったイチさんは姉と二人で不動産屋を訪ね希望を伝えたうえで何件かめぼしい物件を内覧に行った。その中で二人同時にピンと来たのは駅からも遠く、古さのためにエレベーターの備えもない、またガスストーブというアパートの4階の部屋だった。どう考えても悪条件んばかりというのに二人ともその部屋以外考えられなくなり即決で引っ越してくることになった。 最初の異変は金縛りだったという。やがて、金縛りだけにとどまらず、誰か訪ねてきたわけでもないのに玄関のドアノブを激しくガチャガチャされたり、電化製品が壊れたりと、怪現象は日増しにエスカレートしていくのだった。
城谷 歩(しろたに わたる) プロフィール
1980年2月16日生 北海道小樽市出身
15歳から舞台演劇を中心に俳優活動を始める。
その後、劇団深想逢嘘(2000年〜2011年)を発足、主宰を務める。
様々な職種を経て2012年1月怪談師デビュー。怪談ライブバー スリラーナイト札幌本店で活動後、2014年から同六本木店オープンに合わせ上京。
外部出演、独演会開催、メディアへの出演多数。
2018年独立。公演情報などはHPにて。
http://shirotani-kwaidan.com
■メディア
・「所さんの目が点」
・「大人養成所バナナスクール」
・「Rの法則」
・「柴田阿弥の金曜thenight」
他多数
■書籍
・恐怖怪談「呪ノ宴」(竹書房 単著)
・怪談師恐ろし噺「裂け目」(竹書房 単著)
■DVD
・「怪奇蒐集者」(楽創舎)
・「六本木怪談 呪・祟」(楽創舎)
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