実説 城谷怪談
老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。
幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。
そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。
内容紹介
「死を告げる者」(27分)
弥生さんという女性の体験談。現在は工場勤務の弥生さんだが、以前は病院内にある終末看護の病棟で看護助士の仕事をされていたそうだ。 若い方から年配者まで患者さんたちは様々だったそうだが、仕事にも慣れてきた二ヶ月ほどたったある日、一人でとある病室を訪れた際に嫌なモノを見た。 70代くらいのお爺さんのベッドの上、天井から女が覗いている。ショートカットの髪が顔を隠していて目鼻立ちまでは解らないが、白い着物を着て上からお爺さんを見下ろしている。 やがてぎょっとしている弥生さんの耳に「二週間後に死ぬよ」という声が響いた。果たしてそのお爺さんは二週間後息を引き取ったのである。
城谷 歩(しろたに わたる) プロフィール
1980年2月16日生 北海道小樽市出身
15歳から舞台演劇を中心に俳優活動を始める。
その後、劇団深想逢嘘(2000年〜2011年)を発足、主宰を務める。
様々な職種を経て2012年1月怪談師デビュー。怪談ライブバー スリラーナイト札幌本店で活動後、2014年から同六本木店オープンに合わせ上京。
外部出演、独演会開催、メディアへの出演多数。
2018年独立。公演情報などはHPにて。
http://shirotani-kwaidan.com
■メディア
・「所さんの目が点」
・「大人養成所バナナスクール」
・「Rの法則」
・「柴田阿弥の金曜thenight」
他多数
■書籍
・恐怖怪談「呪ノ宴」(竹書房 単著)
・怪談師恐ろし噺「裂け目」(竹書房 単著)
■DVD
・「怪奇蒐集者」(楽創舎)
・「六本木怪談 呪・祟」(楽創舎)
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