実説 城谷怪談
老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。
幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。
そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。
内容紹介
「空き家 前編」(24分)
Mさんは二十年以上前のことになるが大手の地図製作会社で調査員の仕事をしていたことがある。不動産業者や配送業者が使えるような世帯主の名前が入っている地図だ。 毎年各営業所に割り当てられた地区に出向き一軒一軒人の手で確認をし、世帯主に変更がないか、空き家はないかをチェックするのだ。 その年、新たに担当する地区には住宅街と、少し街中から離れた山間部の三軒並んだ家があった。Mさんはアルバイト数人に住宅地を任せ一人で山間部の家を目指した。 人里離れた三軒は手前の家はすでに空き家。真ん中の家は、ボロボロだがまだ人が住んでいるようだったが、地図の名前と表札の名前が違っていて確認するために母屋の裏手に回ってみると……。
城谷 歩(しろたに わたる) プロフィール
1980年2月16日生 北海道小樽市出身
15歳から舞台演劇を中心に俳優活動を始める。
その後、劇団深想逢嘘(2000年〜2011年)を発足、主宰を務める。
様々な職種を経て2012年1月怪談師デビュー。怪談ライブバー スリラーナイト札幌本店で活動後、2014年から同六本木店オープンに合わせ上京。
外部出演、独演会開催、メディアへの出演多数。
2018年独立。公演情報などはHPにて。
http://shirotani-kwaidan.com
■メディア
・「所さんの目が点」
・「大人養成所バナナスクール」
・「Rの法則」
・「柴田阿弥の金曜thenight」
他多数
■書籍
・恐怖怪談「呪ノ宴」(竹書房 単著)
・怪談師恐ろし噺「裂け目」(竹書房 単著)
■DVD
・「怪奇蒐集者」(楽創舎)
・「六本木怪談 呪・祟」(楽創舎)
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