実説 城谷怪談
老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。
幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。
そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。
内容紹介
「烏原ののっぺらぼう 後編」(33分)
六甲山脈に属する小さな山の頂には、池というにはあまりに汚い池があり、烏原の水源地と呼ばれていた。 その池の周りはいつだって陰鬱とした空気に満ちており、長年手入れのされていないのが一目瞭然、鬱蒼と茂った下草は伸び放題、挙句数年に一度は事故か事件かわからない水死体が上がり、誰いうともなく「烏原にはお化けがいて、生きてる人を殺すに違いない」という噂があった。 件の青年は詳しくは語らなかったが、おびえ切ってその区域への配達は出来ないので、クニハルさんの父が代わりに受け持つことになった。 1年ほどは何事もなったのだがある冬の朝のこと……。
城谷 歩(しろたに わたる) プロフィール
1980年2月16日生 北海道小樽市出身
15歳から舞台演劇を中心に俳優活動を始める。
その後、劇団深想逢嘘(2000年〜2011年)を発足、主宰を務める。
様々な職種を経て2012年1月怪談師デビュー。怪談ライブバー スリラーナイト札幌本店で活動後、2014年から同六本木店オープンに合わせ上京。
外部出演、独演会開催、メディアへの出演多数。
2018年独立。公演情報などはHPにて。
http://shirotani-kwaidan.com
■メディア
・「所さんの目が点」
・「大人養成所バナナスクール」
・「Rの法則」
・「柴田阿弥の金曜thenight」
他多数
■書籍
・恐怖怪談「呪ノ宴」(竹書房 単著)
・怪談師恐ろし噺「裂け目」(竹書房 単著)
■DVD
・「怪奇蒐集者」(楽創舎)
・「六本木怪談 呪・祟」(楽創舎)
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