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少年探偵団 低学年シリーズ

トリックがわかりやすく、お話も短めで聴きやすい長さの低学年シリーズ。
少年探偵団 団長 小林君、ポケット小僧、怪人二十面相が多く登場します。

低学年のお子様へ、少年探偵団シリーズの入門編として、
楽しく面白い作品となっております。

内容紹介

小学校三年生のサト子ちゃん・ミドリちゃん・サユリちゃんの三人は、マンホールから出てくる黒マントの男を見つけました。
怪しい男を追いかけ、森の中の古い西洋館にたどり着きます。
その時、二階の窓から女の子が悲鳴を上げているのが見えたのです。
三人は急いで家に帰って家族に今見た出来事を話しました。
ミドリちゃんのお兄さん、敏夫くんは少年探偵団なのです。
すぐに警察に連絡して西洋館を調べてもらいましたが、中には誰もいませんでした。

  敏夫くんは団長の小林くんにその話をし、西洋館を調べることにしました。
二人は秘密の地下室を見つけましたが、そこには人の大きさほどの真っ赤なカブトムシがいたのです。
驚く二人の前に魔法博士が現れました。
魔法博士は以前、小林くんと知恵比べをしたことがあります。
今回も知恵比べをしようと、小林くんに真っ赤なルビーで出来たカブトムシを預けます。

  魔法博士に見つからないように隠すことが出来たら少年探偵団の勝ちです。
少年探偵団はどこに隠すのでしょう？
魔法博士はそれを見つけられるのか？

  少年探偵団と魔法博士の知恵比べ対決です！



※ 本作品は発表時の時代背景により、今日の社会では一般的でなく、 不適切と思われる表現が含まれている箇所がございます。しかし作品の オリジナル性を尊重し、当時のまま忠実に再現することを優先いたしました。

江戸川乱歩（えどがわ・らんぽ）

日本の推理小説家。1894年10月21日生まれ、三重県生まれ。筆名は、19世紀の米国の小説家エドガー・アラン・ポーに由来する。数々の職業遍歴を経て作家デビューを果たす。本格的な推理小説と並行して『怪人二十面相』、『少年探偵団』などの少年向けの推理小説なども多数手がける。代表作は『人間椅子』、『黒蜥蜴』、『陰獣』など。1954年には乱歩の寄付を基金として、後進の推理小説作家育成のための「江戸川乱歩賞」が創設された。

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