江戸川乱歩の不朽の名作、少年探偵団シリーズ
名探偵・明智小五郎と共に小林芳雄少年率いる少年探偵団が怪人二十面相の悪事をあばいていきます。
シリーズを追うごとに仲間を増やし、数々の事件に巻き込まれながらもアイディアと行動力でのりこえ、
変装や魔法のようなトリックを見破って怪人二十面相を追いつめていく冒険物語です。
少年探偵団シリーズは人気作品となり、ラジオや映像化が次々と制作され、数多くの作家に多大なる影響を与えています。
内容紹介
ある日、甲野ルミは公園で腹話術をする老人に出会った。
老人の持つ人形は本当の人間の様で、老人は「わしの家にはもっとたくさんの人形があるよ」とルミを家へ誘った。
老人の家にはたくさんの人形があり、その中の一体がまるで人間の様に動き出した。
着物姿の美しい人形・紅子。
しかしルミは「紅子は生きているのでは?」と思い、腕に触れさせてもらう。
その腕はひんやりと冷たく硬い。
老人の薬でだんだん人形になっていくという紅子。
すると老人は、ルミも人形にすると言いだしたのだ。
ルミが行方不明になってから十日後。
ルミの身を案じる両親の元へ〖甲野ルミの棺〗と書かれた荷物が届いた。
恐る恐る蓋を開けると中にはルミにそっくりな人形が。
その時犯人から身代金を要求する電話が鳴った。
父親は明智探偵に相談しようとするが、あいにく遠方へ出ており、代わりに小林少年が手助けすることとなった。
小林少年は可愛らしい少女へ変装して犯人の元へ潜入する。
だがそこで事件に巻き込まれ絶体絶命のピンチに!
さらに新たな人形事件も発生し、明智探偵の姪であるマユミが解決へ乗り出していく。
ルミと小林少年は無事みんなの元へ戻れたのだろうか?
はたしてマユミは事件を解決出来るのか?
人形を操る不気味な老人の正体とは?
不思議な人形に誘われるように、明智探偵はジャングルの地へ降り立った。
※ 本作品は発表時の時代背景により、今日の社会では一般的でなく、
不適切と思われる表現が含まれている箇所がございます。しかし作品の
オリジナル性を尊重し、当時のまま忠実に再現することを優先いたしました。
江戸川乱歩(えどがわ・らんぽ)
日本の推理小説家。1894年10月21日生まれ、三重県生まれ。筆名は、19世紀の米国の小説家エドガー・アラン・ポーに由来する。数々の職業遍歴を経て作家デビューを果たす。本格的な推理小説と並行して『怪人二十面相』、『少年探偵団』などの少年向けの推理小説なども多数手がける。代表作は『人間椅子』、『黒蜥蜴』、『陰獣』など。1954年には乱歩の寄付を基金として、後進の推理小説作家育成のための「江戸川乱歩賞」が創設された。
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