内容紹介
古今東西、世界中で起きている殺人事件には色々なパターンがある。
今回は集団リンチによる殺害、行き過ぎた拷問によって死に至った事件を集めて紹介する。何が彼らをそうさせたのか?
恐るべき事件の全貌から彼らの肖像とその結末までを読み解き、今後我々が同様の事件に巻き込まれないように考察する。覚悟して聴くべし!
2020年より恐ろしい話ばかりを200話以上配信しているトゥルークライム系ポッドキャスト "デスラジオ 聞いたらいつか死ぬラジオ"のITとCATがお送りする音声コンテンツ。
神戸大学院生リンチ殺人事件(7分)
2002年3月4日、日本の兵庫県神戸市西区で発生した殺人事件。
27歳の神戸商船大学院に通っていた男性が友人を車で県営団地に送った際、山口組系の暴力団組長の男とスナック経営で組長情婦の女と偶然目が合ってしまった為にもみ合いになり、暴力団から壮絶なリンチを受け死亡した事件。
ジェシー・ワシントン事件(12分)
17歳の黒人農場労働者ジェシー・ワシントンが1916年5月15日にテキサス州ウェイコ郡でリンチされた事件。
白人の雇用主の妻ルーシー・フライヤーを強姦し殺害した罪で有罪判決を受けたことで、ウェイコの市庁舎の前でリンチされた。その様子は写真撮影されポストカードとして販売された。結果、黒人に対する不当な暴力に全米の注意が注がれるようになった重要な事件。
栃木リンチ殺人事件(11分)
1999年12月4日に栃木県で発覚した複数少年らによる拉致・監禁・暴行・恐喝・殺人・死体遺棄事件。
無抵抗な被害者を加害者少年らが連れまわして暴行を加え多額の金銭を奪い、被害者家族が警察に相談していることを知ると被害者を殺害に及んだという凶悪・凄惨な少年犯罪である。
ジェームズ・バード・ジュニア殺人事件(9分)
ジェームズ・バード・ジュニアは、1998年6月7日にテキサス州ジャスパーで3人の男(うち2人は公言した白人至上主義者)によって殺害された。
3人は、ピックアップトラックの後ろにバードをくくりつけ、5キロにわたって引きずり回した。約半分ほどの地点で、身体を激しくぶつけて死亡するまで、バードは生きていた。ヘイトクライムが終わる日は来るのだろうか?
山岳ベース事件(9分)
1971年から1972年にかけて連合赤軍が群馬県の山中に設置したアジト(山岳ベース)で起こした同志に対するリンチ殺人事件。警察庁においては大量リンチ殺害事件と称される。
新左翼の組織連合赤軍が警察の目を逃れるために群馬県の山中に築いたアジト(山岳ベース)において、組織内で「総括」が必要とされたメンバーに対し、人格否定にも近い詰問・暴行・極寒の屋外に放置・絶食の強要などを行い、結果として29名のメンバー中12名を死に至らしめた事件である。
「総評・解説」 (56分)
リンチ(私刑)とは、国家ないし公権力の法に基づく刑罰権を発動することなく、個人または特定集団により執行される私的な制裁とされる。リンチが正義により行われる事は無く、個人のエゴやメンツ、そして差別的な私情によって行われてきた。古代から現代まで脈々と続くこの最悪な行為は、いつになったら終わりを告げるのだろうか?
プロフィール
IT:世界中を放浪している旅人。旧友CATの誘いによりデスラジオに参加する。
CAT: 元ポールダンサー。趣味はトゥルークライム、デスメタル、ホラーとデスマッチ。
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