内容紹介
古今東西、世界中で起きている殺人事件には色々なパターンがある。
今回は殺人或いは集団自殺を起こして滅んでしまった宗教団体を集めて紹介する。何が彼らをそうさせたのか?
恐るべき事件の全貌から容疑者の肖像とその結末までを読み解き、今後我々が同様の事件に巻き込まれないように考察する。覚悟して聴くべし!
2020年より恐ろしい話ばかりを200話以上配信しているトゥルークライム系ポッドキャスト "デスラジオ 聞いたらいつか死ぬラジオ"のITとCATがお送りする音声コンテンツ。
アントヒル・キッズ(蟻塚キッズ)(10分)
ロッシュ・テリオー(1947年5月16日 - 2011年2月26日)は1977年にアントヒル・キッズを設立。これはセブンスデー・アドベンチスト教会の信仰に基づいた終末論カルトだった。テリオーは複数の妻と妾を持ち、宗教的要求として女性会員を孕ませ、26人の子供をもうけた。彼らはテリオーが支配するコミューンの中で生活し、日常的に激しい身体的、性的虐待を受けた。マイナーながらもカルト内で死者を出している不気味な集団だ。
ブランチ・ダヴィディアン(8分)
ブランチ・ダビディアン(Branch Davidian)は、アメリカ合衆国を拠点とする新興宗教セブンスデー・アドベンチストの分派の「ダビデ派セブンスデー・アドベンチスト教会」(通称:ダビデアンズ)から、1955年に分裂・分派したプロテスタント系のセクトである。
1990年にデビッド・コレシュが新教祖に就任。教団は最終戦争に向け武装化を強力に推進し、大量の銃器を不正に獲得した。1993年にテキサス州ウェーコの教団本部に強制捜査が行われるも教団側は籠城し応戦。最終的には教団本部は炎に包まれ、殆どの信者は焼死した。
マンソン ファミリー(9分)
チャールズ・マンソン、その名を知っている人は多いだろう。世界的に名の知れたカルトの中心人物、チャールズ・マンソンとは何者だったのか?
60年代のハリウッドで、マンソンは音楽業界関係者と知り合い、スターダムへの執着を強める一方、マンソン・ファミリーとして知られるようになったグループを自分の思い通りにコントロールしていった。調査ジャーナリストのジェフ・ギンの著書から引用すると、彼は正に「適切な時期に適切な場所にいた不適切な男」だったのだ。
人民寺院(11分)
人民寺院は、ジム・ジョーンズによって1955年にアメリカ合衆国インディアナ州マリオン郡インディアナポリスで創設された社会主義キリスト教系新宗教(カルト)。ジョーンズはキリスト教と共産主義や社会主義の考え方とを組み合わせ、人種平等を訴えた。
人民寺院関係地
1978年11月18日に南米ガイアナで人民寺院が開拓したコミューンのジョーンズタウンで、大量殺人、もしくは集団自殺によって信者918人が命を落とした。
「総評・解説」 (61分)
カルトとは、一人のカリスマ的指導者が良かれと思い、信者達と共に地獄へと突き進む不幸なコミュニティである。ある者は人種間平等を謳いつつも薬物に溺れ身を持ち崩し、ある者は自身の承認欲求が肥大し被害妄想と他責の攻撃性を以て殺人事件を起こし、取り返しのつかない状態に追い込まれた。信仰は大事だが、信じる先に何が待っているのか良く考えないと、恐ろしい事件に巻き込まれてしまう。肝に銘じる事だ。
プロフィール
IT:世界中を放浪している旅人。旧友CATの誘いによりデスラジオに参加する。
CAT: 元ポールダンサー。趣味はトゥルークライム、デスメタル、ホラーとデスマッチ。
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