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内容紹介永平寺の開祖、若き道元渾身の『現成公案』。彼はこの世界にいったい何を見たのか? 訳者まえがき
言葉は人間が思考するための道具だと言ったのはドイツの哲学者ヘルダーだが、我々がペンを取り言葉を書き始める動機というのは、おそらく2つ。自分のために何かを書きとどめておくためと、誰かに何かを伝えるためだろう。 では道元が『現成公案』を書いたのは、いったいどちらの動機だったのか? 作者:道元禅師(どうげんぜんじ)鎌倉時代の僧侶。永平寺の開祖。彼が生涯に渡って書き続けた『正法眼蔵』は、時代を経て西洋哲学に大きな影響を与え、デリダやウィトゲンシュタインといった多くの哲学者との比較研究が盛んに行われている。アップルのリチャード・ジョブズが傾倒していたことはよく知られている。 現代語訳:野々村 馨(ののむら かおる)新潮社100年の1996年、自らの体験をもとにした『食う寝る坐る永平寺修行記』を新潮社より出版。『源氏物語』の現代語訳をやるかたわら、古典文法の知識をいかし『正法眼蔵』の現代語訳を始める。またそれをさらに英語、ドイツ語、ポルトガル語など、多言語への翻訳も積極的に行なっている。 朗読:大島 昭彦(おおしま・あきひこ)1986年生。俳優、声優、ナレーター。特に音声作品における抑えた演技には定評がある。オーディオブックナレーション実績は名作、文学、ビジネス自己啓発からドラマ作品まで幅広く、メインナレーターとして携わった作品は100以上の実績がある。
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