市朗怪全集とは
実話系怪談のパイオニア、『新耳袋』シリーズの著者の一人が、語りで送る怪談全集!
1990年代に巻き起こったJホラー・ブームを牽引した実話怪談界の大御所が、満を持して登場する!!
全てが実話。この現代に現れた闇と異界の世界を聴け!!
内容紹介
怪異へのスタンス(12分)
私自身は怪異蒐集家として怪異を集め、怪談に仕立てて発表しているが、怪異については懐疑主義者である。積極的肯定はしないが否定もできないだろう、という立場である。
そんな私と、松竹芸能一「霊感」があるという北野誠氏と霊スポットを探索した雑誌『幽』での恐怖エピソードを語る。
タチケテ(14分)
北野誠氏が20年以上前、テレビ番組『トゥナイト2』でロケをした霊スポット。ビデオに奇妙な声が入り込んだこの場所は、ある連続殺人事件の現場だと噂される場所だった。
一体、何が起こったのだろう?
Aトンネル探索記(17分)
『トゥナイト2』のロケ現場に北野誠氏と取材に訪れた際に起こったこと。 連続殺人事件に関係があるとされるAトンネルは、確かに異様であったが、その原因を暴いていく。
噂のトンネルと幼女連続誘拐殺人事件の関係(9分)
40年ほど前、世を戦慄させた幼女連続誘拐殺人事件とAトンネルは本当に関係があったのか?
当時から噂されていた幽霊目撃事件と、現実に起こった事件を検討し、真実に迫る。 怪異が起こったことは、事実?
もう一つの霊スポットFトンネル(16分)
Aトンネルとはまた別の、幽霊が出るとの噂のトンネル探索について語る。このトンネルは自動車が通れる日本最初のトンネルであった。
近くにある廃墟に噂される幽霊談とともに、そこに現れた怪異を語る。
廃墟の探索(24分)
私の配信する怪談動画のロケを、大阪府南部の廃旅館で行ったときの怪異談。その廃旅館は有名な霊スポットで、当時は肝試しによく使われた場所だった。
我々もその場所にロケに来て、若者の集団とすれ違い声を掛け合った。しかしその後気が付く。あの若者たちは妙だったと。なぜなら…。
中山 市朗(なかやま いちろう) プロフィール
作家、怪異収集家
1982年、大阪芸術大学映像計画学科卒業。映画の助監督や黒澤明監督の『乱』のメイキングの演出などに携わる。
1990年、扶桑社から木原浩勝との共著で『新耳袋〜あなたの隣の怖い話』で作家デビュー。『新耳袋』はそれまでただ怪談で括られていたものから、実話だけにこだわり百物語を一冊の著書で実現化させた。
『新耳袋』は後にメディアファクトリーより全十夜のシリーズとなり復刊。『怪談新耳袋』として映画やドラマ、コミックとして展開。
Jホラーブームを作った作家や映画監督に大きな影響を与え、ブームをけん引することになる。
著書に『怪異異聞録・なまなりさん』『怪談実話系』『怪談狩り』シリーズなどがある。
怪談は語ることが重要と、ライブや怪談会、放送などでも積極的に怪談語りを行っている。その他の著書に『捜聖記』『聖徳太子・四天王寺の暗号』『聖徳太子の「未来記」とイルミナティ」など多数。
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