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中山市朗 市朗怪全集 十一

[オーディオブックCD] 市朗怪全集 十一

中山市朗
パンローリング
CD 2枚 128分 2021年8月発売
本体 2,000円  税込 2,200円  国内送料無料です。
この商品は 本日 発送できる予定です。 (発送可能時期について)
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市朗怪全集とは

実話系怪談のパイオニア、『新耳袋』シリーズの著者の一人が、語りで送る怪談全集! 1990年代に巻き起こったJホラー・ブームを牽引した実話怪談界の大御所が、満を持して登場する!!
全てが実話。この現代に現れた闇と異界の世界を聴け!!

内容紹介

常連客(4分)
雨のしとしと降る梅雨の事。ある居酒屋にいつもの常連さんが入って来た。
酒を注ぐと客は二階に上がって行ったが、すぐにまた同じ常連さんが入って来た…。

四国の実家(9分)
女性二人で四国旅行をしたとき、N子さんは徳島の実家に立ち寄った。
ところがいつもと雰囲気が違う。妙だなと思いながら仏間に入ると…。

山の女(6分)
登山を趣味とする男性がひとり大台ケ原に登り、日も暮れたので野原で寝袋に入って寝た。
すると見知らぬ女が覗き込んでくる。この世の者ではない。
しかも何か助けを求めるような様相。彼は起き上がると法華経を暗唱した。
すると翌日…。

旅館の女将(6分)
ある男性が岐阜県の渓谷へ登った時のこと。川沿いに一軒の旅館を見つけた。
ここで宿をとろうと行きかけるとゾクッとした感覚に襲われる。あそこに行ってはいけないと体が拒否するのだ。
別の宿に泊まった彼は、川沿いのあの宿の夢を見る。リアルで奇妙な夢だった。
その夢のことを旅館の女将さんに話すと、1年前にその通りのことがあの旅館でおきていたことがわかった。

禁断のアルバイト(19分)
ある人が一日だけのアルバイトを引き受けた。車も用意してくれと言われる。
指定された場所はある大家で、やけに長細い箱が紫色の風呂敷に包まれているものを渡された。これをあるところまで運んでくれと言う。
早速車に乗り込んでナビに従ったが、どういうわけかそこには着かないのだ。
また長細い箱もなんだか妖鬼に包まれている。とうとう彼は、着かないどころか命を狙われていると感じるようになる。
一体、俺は何を運んでいるのだろう? そんな疑問がわく。

越前海岸(26分)
Tさんたちが越前海岸に集まってスキューバーダイビングをすることになった。
するとそこは、昔バスの落石事故があった現場の近く。東尋坊。宿泊した旅館。ダイビング中の海の中と、次々と怪異に襲われる。未発表怪談。

カラオケボックス(14分)
若者3人がカラオケボックスに入った。その部屋が実に気持ちの悪い部屋だったのだ。
内戦が通じない、女の声がどこからとなくする、異様に寒い。
部屋を変えてもらったら、ある奇妙なことが明らかになった。
慌ててカラオケボックスから逃げたのだがあそこは…。

鏡の多い部屋(5分)
修学旅行である旅館に泊まった女子学生たち。だがその部屋は姿見がいくつも置いてある。
流石におかしいと先生に苦言したのだが、相手にしてくれない。
仕方なく鏡にタオルを掛けて鏡を隠して寝たのだが、夜中。
そのタオルが一斉に落ちて、あるモノが鏡の中に写った。

内線電話(10分)
とあるイベント会社。ある夜遅く。社員全員が二階の会議室で会議をしていると、三階の内線電話が鳴りだした。「誰が鳴らしてるの?」とみんな首をかしげる。
この会社の誰かが鳴らさないと鳴らない内線。しかし社員は会議室に全員いるのだ。
そして今度は一階の事務所の内戦が鳴る。誰かがいるとしか思えない。そこで一階の様子を防犯カメラで見て見ると…。

誰と話した?(6分)
同じイベント会社でのこと。夏休みには社員全員で海外へ慰安旅行へ行く。
ある年も慰安旅行に行き会社は閉めていたのだが、それを知らずに電話で問い合わせをしたお客がおり、聞けばちゃんと対応してくれて助かったという。
いや、会社はその間一人もいなかったし、カギを持っている者も旅行に行っていた。
一体、あのお客さんは誰と話したんだ?

お化け人形(9分)
お化け屋敷用の人形はいろいろなタイプが数十体揃えてあって、注文が来ると図面を引いて施工し、人形を運ぶ。
しかしこの人形を運ぶとき、必ず不可解なことが起きるのだ。

SOSの電話(14分)
ある町のショッピングセンターのオープニングイベントの仕事が入った。
チア・ガールの女の子たちは前のりしてある旅館に泊まっていたが、夜中そんな女の子たちから社長のもとに助けを求める電話が入った。
「今、お化けがいます。助けてください」と泣き叫んでいる。とんでもない怪異が起こっていたのだ。

中山 市朗(なかやま いちろう) プロフィール

作家、怪異収集家
1982年、大阪芸術大学映像計画学科卒業。映画の助監督や黒澤明監督の『乱』のメイキングの演出などに携わる。
1990年、扶桑社から木原浩勝との共著で『新耳袋〜あなたの隣の怖い話』で作家デビュー。『新耳袋』はそれまでただ怪談で括られていたものから、実話だけにこだわり百物語を一冊の著書で実現化させた。
『新耳袋』は後にメディアファクトリーより全十夜のシリーズとなり復刊。『怪談新耳袋』として映画やドラマ、コミックとして展開。
Jホラーブームを作った作家や映画監督に大きな影響を与え、ブームをけん引することになる。
著書に『怪異異聞録・なまなりさん』『怪談実話系』『怪談狩り』シリーズなどがある。

怪談は語ることが重要と、ライブや怪談会、放送などでも積極的に怪談語りを行っている。その他の著書に『捜聖記』『聖徳太子・四天王寺の暗号』『聖徳太子の「未来記」とイルミナティ」など多数。

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