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中山市朗 市朗妖怪百科 第一集 〜現代に妖怪現わる 怪談実話の中の妖怪たち

[オーディオブックCD] 市朗妖怪百科 第一集 〜現代に妖怪現わる 怪談実話の中の妖怪たち

中山市朗
パンローリング
CD 2枚 116分 2021年5月発売
本体 2,000円  税込 2,200円  国内送料無料です。
この商品は 本日 発送できる予定です。 (発送可能時期について)
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市朗妖怪百科とは

実話系怪談を語る怪談師や作家、タレントが増えている。
語り手も聞き手も、怪異だの幽霊だのを本気で信じているのかどうかは解らないが、古来より日本人はこういった怪談を楽しむ遺伝子を持っているらしい。
しかし、そんな中で、狐狸に化かされたり、河童や天狗に遭遇した、巨龍を見たという話があったとしたら、どう思れるだろうか?
幽霊は人が死んで成仏できなかったもの。それは百歩譲って理解したとして、妖怪なんてこの現代社会にいるわけがない。そう思われるだろう。
だが一方で、そんな現代の妖怪遭遇談が、私の元には集まってきている。そんな妖怪譚をまとめ、お聞かせすることにしたい。
同時に、古文献や伝承に現れた妖怪たちと比較、関連付けながら、わが日本に今も棲みつく妖怪たちを紹介しようと試みるものである。

内容紹介


『市朗妖怪百科 第一集 〜現代に妖怪現わる 怪談実話の中の妖怪たち』

日本では古来より言い伝えられる狐狸妖怪たちの噂。その妖怪たちが現代のこの日本にも現れ、目撃されているとしたら信じられるだろうか?
実話系怪談として語られる数々の怪異談のなかには、しばしば古来より伝えられる妖怪現象と思しき体験談も語られるのだ。
今回は、語り手中山市朗自らが体験した不可思議な妖怪譚を含め、そもそも妖怪とは何なのかを考察する。
これを聞けば、あなたは知らず知らずのうちに妖怪に遭遇していたことに気がつくだろう…。

「茶袋」(10分)
私の取材に対して、「霊感も無いし幽霊を見たこともない」と言う人が、「そういえばこんな体験が」と語った山の中での話。
別段怖くもなく、ちょっと不思議という印象の体験談だった。
しかし、たまたま見た『妖怪辞典』に、それが載っていて…。

「ふらり火」(2分)
四国出身のあるOLさんが、「うちのおじいちゃんの若い頃の体験談として何度も聞かされました」という話。
真夜中、帰り路を急ぐ祖父の前に現れたモノは、一抱えほどある火の玉だった。
それを見た祖父は。

「オシロイババ」(5分)
都内のある公園。とある漫画家、テレビ・ディレクターたち4人が真夜中に遭遇した一人の老婆。
その奇妙な出で立ち、様相は現代の人のそれではなく、古びた老婆であった。
だがこれも後にその姿、特徴がある妖怪そのものであったことに気づく。

「真っ白立ち」(4分)
三重県での話。ある女性が早朝、駅まで父の車に乗せてもらった。駅前の交差点。そこに真っ白の人間が立っていた。
いや、人間なのだろうか。それは立ったまま微動だにしない。 生きているという気配はある。父はと運転席を見ると…。

解説「この現代にも妖怪はいる」(8分)
日本では、古来より言い伝えられる幽霊や化け物の話は数多い。その中には河童や天狗、鬼といった妖怪に遭遇した、狐狸に化かされたという話もまた全国に存在する。
しかしそれらは昔のことであり、この現代社会に現れることは考えられないと、大抵の人は思うであろう。しかし、私が蒐集した怪異談には、そういった妖怪遭遇談も多く含まれているのである。

「そもそも妖怪とは何だ」(30分)
妖怪と言う言葉が一般的に使われるようになったのは明治になってからのことである。
江戸時代以前は別の言葉で顕されていた。
我々がイメージする妖怪は、何が起因して想像させ、遭遇談が語られるようになったのか?
妖怪と言うものを様々な視点から考察すれば、怪談実話としての妖怪談も、より面白く追体験できるのだ。

「大入道〜たかたか坊主」(16分)
私が学生の頃に見た奇妙な影。それが、語られた同じような目撃談により、その土地と関係することに気づかされる。
ちょっとした不可思議が、実は地元で言い伝えられる妖怪現象であるのかも知れない。

「生首」(31分)
生首が飛ぶ、あるいは舞う。そんなものを見たという人がいる。
それは幽霊なのか妖怪の類なのだろうか?
かくいう私も見たことがある。場所は大阪市南森町の市街地。そして、同じものを見たという証言が重なっていき…。

「本堂の灯(あかり)」(9分)
人間が死んで成仏できなかったら幽霊になる。そうではないものが死んで念を残せば妖怪になるのだろうか?
そうではないもの、とは。
これはある寺で起こった、人間ではないモノたちの霊が現れ、ある現象を起こしたという話である。

中山 市朗(なかやま いちろう) プロフィール

作家、怪異収集家
1982年、大阪芸術大学映像計画学科卒業。映画の助監督や黒澤明監督の『乱』のメイキングの演出などに携わる。
1990年、扶桑社から木原浩勝との共著で『新耳袋〜あなたの隣の怖い話』で作家デビュー。『新耳袋』はそれまでただ怪談で括られていたものから、実話だけにこだわり百物語を一冊の著書で実現化させた。
『新耳袋』は後にメディアファクトリーより全十夜のシリーズとなり復刊。『怪談新耳袋』として映画やドラマ、コミックとして展開。
Jホラーブームを作った作家や映画監督に大きな影響を与え、ブームをけん引することになる。
著書に『怪異異聞録・なまなりさん』『怪談実話系』『怪談狩り』シリーズなどがある。

怪談は語ることが重要と、ライブや怪談会、放送などでも積極的に怪談語りを行っている。その他の著書に『捜聖記』『聖徳太子・四天王寺の暗号』『聖徳太子の「未来記」とイルミナティ」など多数。

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