内容紹介
「カンブリア宮殿」「ソロモン流」「情熱大陸」……
各メディアで大絶賛の、高濱正伸の子育てを紹介!
子育ての最終的な目的は、わが子を「自分でメシを食っていける大人」に育てること。そのためには、「自分で考える力」「ことばの力」「想い浮かべる力」「試そうとする力」「やり抜く力」を育むことが大切。
経済的、社会的、精神的に自立し、受験や社会に出てからのさまざまな苦労を自分で乗り越え、より幸せな将来を生きていくためのパスポートを手に入れるために必要なこととは! ?
10歳までに育むべき5つの力が、社会人としてメシが食える力にどう結びついているのか、どう育めばいいのかを丁寧に解説。
目次
まえがき
1 「メシを食っていける力」が危ない!
学習塾として「野外体験」にこだわってきた訳
一度ひきこもってしまうと戻すのは難しい
ニートでも、就職できても変わらない「意欲の低さ」
“食えない予兆”は子どものころに表れる
親の方程式に子どもを当てはめてしまう危険
メシを食っていくために前提となる「3つの自立」
「メシを食っていける大人」にする5つの基礎力
2 ことばの力――すべての学力と知性のベース
「聞く」「話す」「読む」「書く」を育む親の心得
学力アップに深くかかわる「ことばの力」とは?
大人社会ではワンランク上の「ことば力」が必要
「話す」「書く」の正確さは、まめな辞書引きから
親のつぶやきが、子どもの表現力を豊かにする
「自分のことば」の引き出しを多くしてあげる
子どもを成長させる、人を思いやることば遣い
3 自分で考える力――思考のエンジンをぐんぐん回す
考える力はまず「考えようとする意欲」から
各教科の学力を底上げする「考える力」
メシが食える仕事人は独創的な「発見力」がある
身につけさせたい「しつこい思考力」
子どもの「なぜ?」「なあに?」には必ず答える
自分なりの考え方ができる子にするには?
良質な驚きと感動が「考える力」を育む
4 想い浮かべる力――魅力的な大人にするために
具体的な物から人の心理まで守備範囲の広い力
あらゆる教科と結びつく「想い浮かべる力」
記憶に残るイメージが人を成長させる
社会人としてメシが食っていけるイメージ力とは?
「自分」を見つめる深い思考力を育む
異年齢の子どもたちのなかで、思いやる心が育まれる
相手の立場をイメージするトレーニング
5 試そうとする力――人生を切り開いていく底力
試そうとする力は人間の知性の出発点
勉強するときの「心の構え」となる
社会人として「仕事をつくる」ために欠かせない
結果よりプロセスを楽しむ意識をもたせる
子どもの試そうとする力は、母親の心の安定から
小さなことでも、できたときはとにかく褒める
笑いのセンスのある子は見込みがある
お手伝いでは自分なりに工夫させる
やり抜く力――力強く、たくましく生きるために!
食い下がるしつこさとしての「やり抜く力」
知り尽くしたい気持ちが学力を向上させる
思いどおりにならない社会人生活で大きな力になる
やり尽くす感覚を身体で覚えさせる
小さな成功体験の積み重ねが大切
いつまでも子どもに万能感を根づかせない
「見逃しの罪」が子どもを甘やかす
付 メシが食える力と受験突破力
入試問題は学校からのメッセージ
あとがき
高濱正伸(たかはままさのぶ)
1959年熊本県生まれ。東京大学・同大学院修士課程修了。1993年、同期の大学院生たちと小学校低学年向けに「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を重視した学習教室「花まる学習会」を設立。長年取り組んできた野外体験のサマースクールや雪国スクールは人気が高く、生徒以外の申し込みも多い。生徒の父母向けに行っている講演会は毎回、キャンセル待ちが出る盛況ぶり。算数オリンピック委員会理事も務める。
※本商品は『わが子を「メシが食える大人」に育てる』[廣済堂出版刊 高濱正伸 著 ISBN: 978433151473 206頁 800
円(税別)]をオーディオ化したものです。
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