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オーディオブック(音声ブック) を聴くには? | ダウンロード版

【内容紹介】 東大合格者数38年連続1位! 開成の校長先生が思春期男子のお母さんに今こそ伝えたいこと。 「自己肯定感」は遺伝でも何でもなく、育った環境によって培われます。 その一番大きな環境要因は、やはり親です。 お子さんが大人になると、自己肯定感の高い世界各国の人たちと肩を並べて生きていかなければなりません。 思春期は、お子さんの「自己肯定感」を大きく成長させる“最後のチャンス”なのです。 「自己肯定感」は育むことができるものです。そして、思春期はそれを大きく成長させる最後のチャンスです。世界を見据え、科学者目線で男子の「自己肯定感」を捉え、実践的な内容を盛り込みました。 「自己肯定＝自慢」という文化へ挑む 日本人は親から「謙譲の文化」を受け継いでいます。しかし、海外と肩を並べていかなければならない時代に生きて行くお子さんは、「自己肯定感」を表現しないわけにはいきません。 「褒める」は親の価値観を伝えること 「褒める」は、親が望ましいと思うことをお子さんに示す行為です。改善点があるとしても、まず褒めてから、1点だけアドバイスするにとどめましょう。 成長するまでの準備期間に声をかける 親ができるのは、つらい準備期間に「ここを踏ん張れば、目に見える成長が起きる」と口に出して伝えることです。そこを乗り越えた成功体験は必ず「自己肯定感」につながります。 目次 はじめに 第1章 なぜ、日本人の「自己肯定感」はこれほど低いのか？ 01 「自己肯定=自慢」という文化へ挑む ・子どもは親が持つ文化を肥大化して受け取る ・自己肯定感が低くても生きやすい社会 02 「○○させていただきます」に見る予定調和の文化 ・他者との関係で自分を表現する日本人 03 自己肯定感を表に出さないと居心地の悪い社会へ ・なぜ、アメリカでは褒め言葉が多いのか？ ・予定調和から抜け出す苦しみ ・閉じた世界で求める安定 04 「グランドデザイン」を「大風呂敷を広げる」と揶揄しない ・否定する人がスマートに見える日本社会 05 日本人のアイデアに賛成できる日本人を目指す ・否定の文化は国際規格も邪魔する ・「とりあえずやってみる」ができない文化 第2章 思春期男子の「自己肯定感」 06 自己肯定感は一定ではなく揺らぐもの ・子どもの自己肯定感は親次第 ・指示待ち人間は否定から生まれる ・自己肯定感の低い親は子どもにどう接すればいいのか 07 人間は本能的に意識しないと子離れできない ・子どもの親離れを邪魔しない ・「子離れの本能」というものはない 08 親は同性より異性の子に甘いと自覚すべし ・母親は息子にさらに甘くなる 09 思春期の息子は話さないのが当たり前 ・しゃべってくれない息子との接し方 10 親が志望校にネガティブにならない ・1割しか成功しないチャレンジ失敗に備える ・第一志望に落ちたことを親がめげている場合ではない 11 子どもがロールモデルを見つける場を設ける ・ロールモデルを探そう ・思春期に受けた影響で人生は動く 12 「自分でやった」と思える機会をたくさん与える ・子どもの側で見守って、やらせてみよう 13 勉強以外に大切にしている価値観を見守る ・自分で自分に価値を見出せるかどうか コラム なぜ息子の着ていた服はクサく感じるのか？ 第3章 男の子の「自己肯定感」の高め方 14 「これはダメ」より「これがいい」 ・息子に「ダメ」と言わない ・ダメ出しせねばならないときの2つのコツ 15 子どもは垂直に比較する ・他人と比べてもプラスにならない ・伸びたところを具体的に褒めよう 16 子どもを「褒める」ことは親の価値観を伝える行為 ・垂直比較で褒められるのは親の特権 ・「うちのバカ息子が?」は言わない 17 加点法の価値観を身につけさせる ・「イエス、バット構造」でアドバイスしよう ・7割で満足しよう 18 卵が孵化するまでの準備期間に声かけする ・目に見えない「雌伏期間」を耐えよう ・準備期間に耐えられる声かけを ・停滞期という名の壁の越え方 19 負けるために上へ上へチャレンジさせる ・負ける経験が人を成長させる ・成功体験とは何かを克服すること ・「できる子ほどもろい」の本当の理由 20 息子の自己肯定感は「お手伝い」で伸ばす ・家事をしてくれたら、きちんと褒める 21 子どもとは「子2:親1」でしゃべる ・お母さんは子どもよりしゃべり過ぎない ・息子の話に意見しない 22 子どもは帰るところがあるからチャレンジできる ・負けて帰って来たわが子をどう受け入れるか 23 18歳になったら1人暮らしさせる ・高い生活水準が若者にもたらす弊害 ・低い生活水準からスタートさせよう ・「食」で成長を感じさせよう 24 息子から離れてできた時間は「生産」にあてる ・お母さんのすき間は自己肯定感アップするもので埋める ・思春期はむしろ子離れのチャンスと捉えよう コラム ちょっと「逆に盛って」子どもの頃の話をしよう 第4章 男の子のポテンシャルを伸ばす育て方 25 AI時代に伸ばすべきポテンシャル ・必要なのは時代の変化への柔軟性 ・日本人は変化が苦手なわけではない ・「自分で師匠を見つける」というスキル 26 好きなことを「生産」につなげさせる ・好きなことに関わる仕事はいくらでもある ・好きを「消費」から「生産」につなげよう 27 子どもの「好き」を見つけるために餌をまく ・「兄弟で違う」は当たり前 28 親子で自分の甲羅のサイズを自覚する ・親が自分の甲羅に満足していることが大切 ・大きい甲羅を持つ親は子どもにプレッシャーを与えない 29 周りと自分の評価のズレをなくす ・自信のない人は自己評価が高い 30 お金は労働の対価であると学ばせる ・自分にどれだけのお金がかかっているかを理解させよう ・労働でいくら得られるか頭と体で学んでおく ・お手伝いに対価を払う 31 知識を詰め込むことが創造力につながる ・「量は質に変化する」のは知識も同じ 32 「自立と自律」を育むために親ができること ・思春期の息子の見守り方 ・優秀で真面目な子ほど心が折れやすい ・わが子が周りに合わせ過ぎていないか 33 人生を肯定できる選択「トップダウン・アプローチ」 ・イメージを持つことの大切さ おわりに 柳沢幸雄(やなぎさわ ゆきお) 1947年生まれ。開成中学校・高等学校校長。東京大学名誉教授。 開成高等学校、東京大学工学部化学工学科卒業。71年、システムエンジニアとして日本ユニバック(現・日本ユニシス)に入社。74年退社後、東京大学大学院工学系研究科化学工学専攻修士・博士課程修了。ハーバード大学公衆衛生大学院准教授、併任教授(在任中ベストティーチャーに複数回選出)、東京大学大学院新領域創成科学研究科教授を経て2011年より現職。シックハウス症候群、化学物質過敏症研究の世界的第一人者。自身も2人の男子を育て、小学生から大学院生まで教えた経験を持つ。主な著書に『母親が知らないとヤバイ「男の子」の育て方』(秀和システム)、『東大とハーバード世界を変える「20代」の育て方』(大和書房)などがある。 ※本商品は『男の子の「自己肯定感」を高める育て方』 【発行】実務教育出版 柳沢幸雄 著 ISBN：9784788919617 199頁 1300円(税別)]をオーディオ化したものです。

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