内容紹介
激動の時代、往年のヒロインたちは己の“生”をどう全うしたのか――
事実6割! 思い込み3割! 嘘1割!
講談界のニューヒロインによる荒唐無稽なエンターテイメント物語!?
いざ、開演!
ようこそお越しいただきました〜。
はい、私、講談師の神田蘭と申します。
講談とはね、日本の古典芸能の話芸なんですが、私が特に力を入れて取り組んでおりますテーマは「女性の人生」でございます。
数百年も前に実在した往年のヒロインたちは、どんな「人生の決断」、「恋愛の決断」をしたのか? 楽しんで学んでいただけたら幸いです。
た・だ・し、「歴史はイマジネーション」、そう!
事実6割!
思い込み3割!
嘘1割!
で、面白おかしく語らせていただきます。
それでは、私、神田蘭が講釈いたします!
最後までお付き合いのほど、よろしくお願い致します!
らん、らん!
収録内容
・オープニング
・北条政子の巻(30分)
・上村松園の巻(28分)
・ココ・シャネルの巻(32分)
・生駒吉乃の巻(13分)
・エンディング
本巻に登場する往年のヒロインたち
・北条政子の巻
北条政子は、鎌倉幕府を開いた源頼朝の正室。彼女は、日野富子、淀殿と並んで「日本三大悪女」なんて言われる女性。確かに3人とも日本の歴史の中で大きな権力をもち、時代を大きく変える要因となった人物です。しかしそれは「でしゃばる女、ウザい!」といった男目線なのかもしれません。源頼朝の鎌倉幕府の樹立に大きく関わった北条政子は、どのように正室となったのか?頼朝亡き後どのようにリーダーシップを発揮したのか?そして、北条政子は本当に悪女だったのか…。
・上村松園の巻
上村 松園 (うえむら しょうえん)は、明治以降の近代日本画の礎石を築いた画家の一人であり、女流画家のパイオニア。生涯にわたり気品あふれる女性像を描き、美人画の名手として知られています。しかし明治の世は、女性が職を持つことさえも難しい時代。それが芸術の世界で世に出るなってことは、さらに難しいことだったでしょう。彼女はどのように絵の勉強したのか?男性画家達の差別を乗り越えたのか?どのように名をあげたのか?そして彼女を支えた人物とは…。
・ココ・シャネルの巻
20世紀に世界のファッションスタイルに大きな影響を与えたココ・シャネル。シャネルは、10代の頃仕立て屋で働いていましたが、その生活は厳しくなんとか抜けだそうと考えていました。そんな時ひょんなことからキャバレーで歌うようになり歌手を目指すように。彼女は「結婚することだけが女の幸せではない!私は成功したい!」と強く想い飛び立ちます。シャネルはなぜこのような強烈な野心を抱くようになったのか?そしてどのようにファッションデザイナーになったのか?そこには生涯を通じて愛した一人の男性の存在があった…。
・生駒吉乃の巻
生駒吉乃(いこまきつの)は、戦国の世を生き織田信長に最も愛された女性。織田信長の愛した女性というと正室であった斎藤道三の娘・濃姫を思い浮かべるところですが、実はこの生駒吉乃が唯一無二の女性。ところが彼女は、織田信長よりも6歳も年上、しかもバツイチ。そんな彼女がなぜ織田信長に愛されたのか…。
神田蘭(かんだ らん) プロフィール
女流講談師。女優・ナレーター・パーソナリティーとして活動後、2004年に神田紅師匠のもとに弟子入り、2008年二ツ目に昇進。2018年真打昇進。 数多くの古典ネタを持つが、現在は女性の生き方を描いた創作講談や明治時代の偉人講談をライフワークとしている。JFN(全国20局)で放送しているラジオ番組『恋する日本史』は長年続く人気番組。新聞、雑誌などでコラムを多数執筆。著書に『恋する日本史講談』『女と男の恋する日本史講談』がある。
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