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リチャード・D・ワイコフ/鈴木敏昭 スイング売買の心得 トレードの本質をえぐる魔術師のバイブル

スイング売買の心得 トレードの本質をえぐる魔術師のバイブル

リチャード・D・ワイコフ, 鈴木敏昭
パンローリング
文庫判 約288頁 2008年12月発売
本体 648円  税込 712円  国内送料無料です。
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スーパートレーダーが肌身離さぬ戒律!
“先の暴騰とその後の暴落から何も学ばないまま、来たるべき上昇相場で取引に入ることがいかに危険か、一般の投資家や投機家に気づいてもらう”――。 1929年、大恐慌に見舞われた株式市場と投資家の惨状を目にしたワイコフは決意を胸に雑誌を創刊。本書はそのエッセンスを抜粋したものだ。誰にでも理解できる、株式トレードに不可欠な考え方である。「他人の情報に頼らず、値動きから相場を読み取る」というワイコフの教えを身につけ、トレードに生かしてほしい。

本書が出版されたのは、米国株市場で巨大バブルが崩壊した直後の“失われた1930年代”初めである。

著者のリチャード・D・ワイコフは、伝説の投機家ジェシー・L・リバモア(『孤高の相場師リバモア流投機術』)やジョージ・D・テイラー(『テイラーの場帳トレーダー入門』)とほぼ同時代を生き、『新マーケットの魔術師』でインタビューされたリンダ・ラシュキをはじめ多くの「マーケットの魔術師」たちから尊敬されているトレーダーだ。

ワイコフが本書で伝えようとしたのは、株式の長期保有を目的とする「株式投資」ではなく、相場の短期的変動から収益の蓄積を狙う「株式トレード」の極意である。そこには「大恐慌の悲劇が繰り返されないように」という強い思いがあった。事実、1929年の高値から33年の安値まで、ダウ平均は87%ほど暴落し、回復するまでに約20年を要したのだ。

ワイコフ自身の血肉である「相場に取り組む姿勢」や「相場哲学」は、現代でも十分に通用する含蓄に富んだものが多い。とくにトレードの初学者には「耳寄りな噂や秘密情報をあてにせず、値動きそのものを分析する姿勢」について集中して読んでもらいたい。

[用語解説] テッカーテープとは?

※本書は『ストックマーケットテクニック』(パンローリング刊)を文庫化したものです。

著者紹介
リチャード・D・ワイコフ(Richard D. Wyckoff)
19世紀末から20世紀始めのアメリカで活躍した株式トレーダー、投資コンサルタント、ジャーナリスト。株式トレードで輝かしい成功を収め、その経験を基にアドバイスと啓蒙活動に貢献した。特にマガジン・オブ・ウォールストリート誌の創刊者・編集者として有名。ダウ、リバモアなど当時の一流理論家、高名相場師の理論と実践にも通じており、独自の投資システムを確立した。テクニカル分析の先駆者のひとりであり、その著書は株式トレーダーのバイブルとも評されている。後代に影響を与えたトレーダーとして5本の指に入ると言われている。本書は、ロロ・テープ(Rollo Tape)の著作として発表されたが、それはワイコフのペンネームである。

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