内容作品を生み出す「作家の眼」とは何か。井上ひさしが語り明かす創作のヒント。 さまざまなエピソードの中からどれを取って、どれを捨てるか。――作家の眼とは取捨選択の眼であり、物書きにとって一番大切な素養といえる。これをどのように養い、培っていくか。人を面白がらせたいという自身の「眼」をはじめ、さまざまな創作のヒントについて語った貴重な講演。(2005年2月19日 新宿住友ホールにて収録) 井上ひさし/講演 講演/井上ひさし(イノウエ・ヒサシ)(1934-2010)山形県生れ。上智大学文学部卒業。浅草フランス座で文芸部進行係を務めた後、「ひょっこりひょうたん島」の台本を共同執筆する。以後『道元の冒険』(岸田戯曲賞、芸術選奨新人賞)、『手鎖心中』(直木賞)、『吉里吉里人』(読売文学賞、日本SF大賞)、『腹鼓記』、『不忠臣蔵』(吉川英治文学賞)、『シャンハイムーン』(谷崎潤一郎賞)、『東京セブンローズ』(菊池寛賞)、『太鼓たたいて笛ふいて』(毎日芸術賞、鶴屋南北戯曲賞)など戯曲、小説、エッセイ等に幅広く活躍した。2004(平成16)年に文化功労者、2009年には日本藝術院賞恩賜賞を受賞した。1984(昭和59)年に劇団「こまつ座」を結成し、座付き作者として自作の上演活動を行った。 井上ひさし講演井上ひさしが、最後に残した言葉がここにある。 |
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