内容「宣長の学問」は、「本居宣長」の「新潮」連載開始直後、昭和40年11月に國學院大學で行われた講演。四十数年を経て録音テープが同大学で発見された。併せて昭和42年1月の講演「勾玉のかたち」を収録。「新潮」平成20年12月号に一部を抜粋して添付した音源の全内容を収録する。 小林秀雄(コバヤシ・ヒデオ)(1902-1983)東京生れ。東京帝大仏文科卒。1929(昭和4)年、「様々なる意匠」が「改造」誌の懸賞評論二席入選。以後、「アシルと亀の子」はじめ、独創的な批評活動に入り、『私小説論』『ドストエフスキイの生活』等を刊行。戦中は「無常という事」以下、古典に関する随想を手がけ、終戦の翌年「モオツァルト」を発表。1967年、文化勲章受章。連載11年に及ぶ晩年の大作『本居宣長』(1977年刊)で日本文学大賞受賞。 小林秀雄講演 既刊8巻「話し言葉の力」を駆使、近代日本最高の知性が心を満たす、うるおす。 深遠な思索と少年のような熱さ。 そして古今亭志ん生のような軽妙な語り口。 声を聞かなければ分からない、 文字では出会えない小林秀雄がここにいる。 | |||
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