内容世界中の紛争地域で拾い集めた貴重なエピソードを語った「足で考え、耳で書く」。ウォルトン、太公望、幸田露伴など古今東西の釣りの達人の蘊蓄を紹介する「雨の日には釣竿を磨きながら」。すぐれたルポルタージュ作家としての顔と釣り師としての顔を持つ開高健の、55歳と43歳の時の講演。 開高健/講演 講演/開高健(カイコウ・タケシ)(1930-1989)大阪市生れ。大阪市立大卒。1958(昭和33)年、「裸の王様」で芥川賞を受賞して以来、「日本三文オペラ」「流亡記」など、次々に話題作を発表。1960年代になってからは、しばしばヴェトナムの戦場に赴く。その経験は「輝ける闇」「夏の闇」などに色濃く影を落としている。1978年、「玉、砕ける」で川端康成賞、1981年、一連のルポルタージュ文学により菊池寛賞、1986年、自伝的長編「耳の物語」で日本文学大賞を受けるなど、受賞多数。『開高健全集』全22巻(新潮社刊)。 |
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