内容講演嫌いの向田さんが亡くなる半年前に行った講演会の模様を収録した貴重な声の記録 このごろ言葉がとても怖くなりました。――時に人の心を動かす強力な武器にもなれば、また人を狂わす凶器にもなる言葉。そういう言葉を道具に、ラジオ、テレビ、小説と三つの分野で活躍した向田さんが、言葉の多様な力について語ります。「ほっとする言葉」「にやりとする言葉」「言葉にならない言葉」など、向田さんならではの優れた観察眼でひろい集めたエピソードに興味は尽きません。講演嫌いの向田さんが亡くなる半年前に行った講演会の模様を収録した貴重な声の記録。 向田邦子/講演 講演/向田邦子(ムコウダ・クニコ)(1929-1981)1929(昭和4)年、東京生れ。実践女子専門学校(現実践女子大学)卒。人気TV番組「寺内貫太郎一家」「阿修羅のごとく」など数多くの脚本を執筆する。1980年『思い出トランプ』に収録の「花の名前」他2作で直木賞受賞。著書に『父の詫び状』『男どき女どき』など。1981年8月22日、台湾旅行中、飛行機事故で死去。 |
この商品の著者による商品一覧: 向田邦子