UFO怪談とは
幽霊や妖怪を見た、異界の風景を見た、不思議なことが起こった。
これを語ることが怪談であるならば、UFOを見た、という一連の出来事も怪談になるはずです。
天狗、狐火、人魂として伝えられる古典怪談も、UFOという言葉が無かった頃の空中飛翔体だったのかも知れません。
ですから私は改めて、現代の不可思議であるUFOに関連した話を「UFO怪談」として発表していく所存です。
もちろんそこには、UFOに対する歴史や問題も提示しながら、時代によって変遷していくUFOも解説していきます。
内容紹介
01.光る校舎(10分)
Aさんは東北地方の出身。彼女が中学生の頃のことだという。
下校しようと学校の駐輪所に入り、自転車を引っ張りでして、ハンドルを校門の方へと向けた途端、上空から眩しいほどの白い光が降ってきた。その白い光によって周りが見えない。いや、上空に何かがある。体育館ほどの大きさをした四角い…。
02.車に化ける(16分)
ある作家さんと編集者との会話。そこに編集長が割って入ってきた。「面白い写真見る?」。そういって写真の束を机の上に置くと順番に並べだした。
みるとUFOが写りこんでいる連続写真。だがそれは枚数を重ねるたびにあるものに変化していって…。
03.UFOからUAUPへ(6分)
最近米国ではUFO(アンアイデンティファイド・フライング・オブジェクト)ではなく、UAP(アンアイデンティファイド・エアリアル・フェノミナ)として報告され、つまり未確認飛行物体から、未確認空中現象と名前が変えられている。さらに今度は未確認航空宇宙・海中現象、UAUP(アンアイデンティファイド・エアロスペース・アンダーシー・フェノミナ)が正式だとした。
米政府や軍におけるUFOに関する情報が変わりつつあるようだ。
04.新耳袋第四夜に掲載したUFO怪談三話(10分)
『新耳袋第四夜』の「山の牧場」を書くにあたって用意し掲載した「追い越したもの」「ビルの窓」「三鷹の上空で」の三話をここで改めて語ってみる。
05.ピラミッド型には気をつけろ (17分)
米子市出身のMさんという女性が子供の頃、弟や叔母と目撃したピラミッド型のUFO。しかし高校生になってこの話をしたら、弟も叔母も見ていないという。そこで大人になって月刊『ムー』M編集長に話してみた。編集長はこう答えたという…。
06.UFO・宇宙人に触れると、記憶を消される(33分)
これは私の体験だが、UFO目撃者に改めて取材をしようとすると突然「知らない」と態度を変えられたり、連絡が取れなくなる。これはUFO関係者の中でもよく言われていることだ。その真相は何だろう?
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07.UFOは実在すると米国国防総省が認めた(14分)
UFOからUAP、そしてUAUPと名称が変わっていく米国国防総省や軍の報告書。そしてそれらは法律によって開示せねばならなくなったようだ。そして最近、米軍もあらたに宇宙軍を開設。日本の自衛隊にも動きが出て来た。一体何が?
08.連れて行かれる(4分)
怪談仲間から聞いた話。彼の子供の頃、弟とその友人がランドセルを背負ったまま居間に飛び込んできて震えだした。さっき巨大UFOが頭上にいたという。詳しく聞いてみると…。
中山 市朗(なかやま いちろう) プロフィール
作家、怪異収集家
1982年、大阪芸術大学映像計画学科卒業。映画の助監督や黒澤明監督の『乱』のメイキングの演出などに携わる。
1990年、扶桑社から木原浩勝との共著で『新耳袋〜あなたの隣の怖い話』で作家デビュー。『新耳袋』はそれまでただ怪談で括られていたものから、実話だけにこだわり百物語を一冊の著書で実現化させた。
『新耳袋』は後にメディアファクトリーより全十夜のシリーズとなり復刊。『怪談新耳袋』として映画やドラマ、コミックとして展開。
Jホラーブームを作った作家や映画監督に大きな影響を与え、ブームをけん引することになる。
著書に『怪異異聞録・なまなりさん』『怪談実話系』『怪談狩り』シリーズなどがある。
怪談は語ることが重要と、ライブや怪談会、放送などでも積極的に怪談語りを行っている。その他の著書に『捜聖記』『聖徳太子・四天王寺の暗号』『聖徳太子の「未来記」とイルミナティ」など多数。
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