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内容紹介

芥川龍之介の短編小説「芋粥」「絵仏師良秀」にも影響を与えた
『今昔物語集』と並ぶ中世説話文学の傑作 全197作品を
わかりやすい現代語訳で収録

鎌倉時代初期（13世紀）に編まれたと言われる『宇治拾遺物語』。「わらしべ長者」や「こぶとりじいさん」など昔話としてよく知られているお話から、天竺（インド）・震旦（中国）を舞台とした伝説なども登場します。ふしぎな話、こわい話、珍しい話など、 面白くて奥の深い短いお話、全197作品をお子さま向けにわかりやすく、情感豊かに収録しています。どうぞお楽しみください。

※芥川龍之介の「芋粥」は「利仁と芋がゆ」、「絵仏師良秀」は「絵仏師良秀の焼けた家」に影響を受けたと言われています。

収録内容

道命阿闍梨と五条のかみさま
丹波の国のヒラタケ
おにのこぶ取り
伴大納言のはなし
おでこの随求陀羅尼さま
中納言師時のおしらべ
シカの毛皮を着た竜門の聖
お金を見つけた占い師
倒れた宇治さまと心誉僧正
兼久の悪口
誓いの鐘と正直なお坊さん
おさなごの寝たふり
散った桜とおさなご
娘婿にびっくりさせられた小藤太
鮭を盗んだおじいさん
天国に行った尼さん
化け物たちのぎょうれつ
利仁と芋がゆ
糞の小路
雨を降らせた静観僧正
毒竜の岩
金峰山の金
用経とあらまき
棺をじぶんの家から出した厚行
鼻の長いお坊さま
蔵人少将を助けた晴明
かしこい召使いの少年
大とうぞく袴垂
かんちがいされた明衡
卒塔婆についた血
おすもうさんと力のつよい学生
柿の木の上の仏さま
盗みにしっぱいした大太郎
おなら
定頼のすばらしいお経
けいとう坊の祈り
鳥羽僧正と、国俊のおふざけ
絵仏師良秀の焼けた家
トラとワニの戦い
木こりの歌
伯の母のこと
長柄川の橋の木切れ
歌詠み藤六
多田満仲のけらいとお地蔵さま
白いきものの地蔵菩薩さま
伏見修理大夫俊綱の前世
戻ってきた死人
スズメの恩返し
小野篁の賢さ
平中をふった女
一条摂政の恋歌
キツネの放火
餅を食うキツネ
佐渡の国の金の花
薬師寺の別当僧都
妹背島のできごと
石橋のしたにいたヘビ
東北院の聖さま
出家した三河入道
恋するおじいさんのお坊さん
生き返った業遠朝臣
荒所司よしすけ
丈六仏さまを造った後朱雀院
賀茂の大明神のしょうたい
智海法印と橋の上のお経読み
物の怪払いの弓
魚の大好きなお坊さん
湖のなかのひと
慈恵僧正と豆投げ
四宮河原のお地蔵さま
伏見の修理大夫のおもてなし
以長ともの忌み
西にお尻を向けない範久阿闍梨
家綱と行綱の兄弟ゲンカ
清仲という男
かなで書かれた暦
本当の子どもではない人
御室戸僧正と一乗寺僧正
ひうおとひょう
仲胤僧都の説教をマネしたお坊さん
小式部の送った歌
比叡山の賀能地蔵さまとわるいお坊さん
閻魔大王さまの城に呼ばれた広貴
塚の祟り
けちん坊長者
清水寺の二千度参りのご利益
ヘビになった観音経
賀茂神社さまからのいただきもの
温泉にやってきた観音さま
帽子をかぶったおじいさんと孔子
九話（九十一）
五色のシカ
佐多のかんちがい
三条中納言の水かけごはん
検非違使の忠明
観音さまの御利益と若いさむらい
それぞれの宴会
弓の名人たち
大膳大夫橘以長の礼儀作法
下野武正と法性寺さま
信濃の国のまうれんひじり
地獄に落ちた敏行
東大寺の華厳会
普賢菩薩さまのしょうたい
陽勝せんにん
術をならった滝口道則
宝志和尚のすがた絵
つるがのむすめと観世音菩薩さま
くうすけの仏供養
恒正の家来の仏さまくよう
歌を詠んで罪をゆるされた男
別当の婿が見たゆめ
命か顔か
応天門をやいた伴大納言
みょうせんとこれすえ
みょうせんとほりかわいん
浄蔵法師の部屋に入ったぬすっと
はりまの国の佐大夫
あずまびとといけにえのむすめ
豊前の大君のやくにん決め
とつぜん死んだ蔵人
茂助と呪いのまじない
出家したかいぞく
青常の君
とうぞく保輔
晴明としきがみ
カエルを殺した晴明
忠恒をたおした頼信
行遠とめしつかいの男
目のふじゆうな人と鼻蔵人
清水寺で絹をもらった女
ぬすっとを切った則光
入水しなかった偉いお坊さん
吉野のやまのやせたオニ
保昌と致経の父
おじいさんの出家
だるま和尚と天竺のお坊さん
だいば菩薩とりゅうじゅ菩薩さま
慈恵僧正のこころがわり
内記しょうにんとおんみょうじ
えいじつのちから
ひじを治した僧正
僧賀上人のおかしなふるまい
はだかふんどしのお坊さん
米をたべないお坊さん
季直少将のさいごの歌
かくし題の歌を詠んだ木こりの子ども
高忠のさむらいの歌
紀貫之の歌
東の国の人の歌
河原院のゆうれい
どちらが遠い？
おやこうこうな鄭大尉
貧しい男と仏さま
トラを倒した宗行の家来
遣唐使とトラ
ある中将と罪を犯した男たち
陽成院のバケモノ
水無瀬のきゅうでんのバケモノ
一条大路のオニ
上緒の主
馬から落ちた元輔
まよい神さま
カメを買った子ども
夢取り大臣
力もちの妹
娘の生まれ変わりのヒツジ
ナマズに生まれ変わったおとうさん
念仏を唱えるお坊さんと天狗
慈覚大師とおそろしい城
甘いみつの花
食器をとばした寂照
きよたき川のひじり
優婆崛多のおでしさん
海雲比丘の子どものおでしさん
寛朝僧正はちからもち
経頼とヘビのちからくらべ
さかなに乗ってやってきた子ども
新羅の国のおきさきさまと金のふみ台
真珠の玉のねだん
召使いの六
ちゅういん僧都が詠んだ下の句
大将たちのもの忌み
御堂関白のイヌと安倍晴明
俊平のおとうとの入道と算術
清見原天皇と大友皇子
頼時がみた胡国のひと
賀茂祭のぎょうれつ
かいぞくをたおした門部府生
通清のひとちがい
ごくらく寺のお坊さんとほりかわ太政大臣
毘沙門天さまのてがみ
相応和尚のおいのり
天国に行った仁戒上人
捕まった天竺からきたお坊さん
のちの千金
盗跖と孔子の言い合い

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