内容紹介
ジャン・ヴァルジャンの周りを中心に原作のおよそ半分以下にまとめた、
こどものための「レ・ミゼラブル」です!!
童話作家 豊島与志雄による翻訳で世界的に超!!有名な作品を
お子様といっしょに楽しんでみてはいかがでしょうか。
bgm、効果音盛沢山で想像豊かに聴けます!!
フランス革命後におとずれた激動の時代を舞台に、それぞれのキャラクターの思いが絡み合う長編大河小説。
かなしい世界観のなかに描かれた、愛と正義、誇りと信念が感動をあたえる作品です!
ヴィクトル・ユーゴーは10才のころから詩をつくり、若くしてりっぱな詩人でした。やがて20才後半のころにはすぐれた劇作家としても名をあげていました。
その後、政治的な活動の時代に移り、民主主義のために闘いました。
1851年、ナポレオン三世のクーデータに反抗し、18年間も国外追放の身となりました。
この追放期間中に完成したのが、「レ・ミゼラブル」です。
「レ・ミゼラブル」は、当時動乱の最中にあったフランスの社会情勢やそれによってもたらされた人々の生活をリアルに描かれています。
また、主人公「ジャン・ヴァルジャン」を知らない人は少ないほど、世界各国の母国語に翻訳されています。
飢えに苦しんでいた家族の為、たった一つのパンを盗み投獄されていたジャン・ヴァルジャンは19年後の1815年に仮釈放をされるも、世間からは冷たく扱われ、食べるものも寝る場所もなくさ迷っていました。
しかし一人の司教と出会い救われたジャン・ヴァルジャンは、これからは善い人間になろうと自らを「マドレーヌ」と名を改めました。
「マドレーヌ」となったジャン・ヴァルジャンは、ガラス玉製造に成功し、町や産業を発展させ、人々からも尊敬され、やがて市長になりました。
そんな中、重い病気にかかっている元女子工員 ファンティーヌとある約束をします。
その約束とは貧しくて手放してしまったファンティーヌの子供 コゼットを連れ戻し、母娘2人で再び暮らせるようにするということです。
コゼットを迎えようと考えていたある日、他の町でジャン・ヴァルジャンが捕まったことを知ります。
自分の身代わりに捕まった人物がいると思うと居ても立っても居られなくなり、法廷で自分がジャン・ヴァルジャンであると告白してしまいます。
追われる身となったジャン・ヴァルジャンは、ファンティーヌの前でジャヴェル警部に捕まります。
そして、コゼットとの新しい生活が送れないと知ったファンティーヌは苦しみもだえながら息を引き取りました。
しばらくののち、テナルディエ夫婦が営む宿屋で奴隷のようにこき使われていたコゼットの前にジャン・ヴァルジャンが現れます。
ジャン・ヴァルジャンは脱獄をしてきたのです。
テナルディエが拒む中、ファンティーヌの署名入りの書つけを見せ、ジャン・ヴァルジャンはやっとのことでコゼットを引き取ることができました。
やがてコゼットも大きくなりマリウスという少年と恋仲になります。
しかし、町では革命運動に賛同する学生や労働者の集まりであるABCの友が革命運動を起こそうと集まり始めていました。
さらにはジャン・ヴァルジャンを追うジャヴェル警部や、金に目がくらみ悪事を働くテナルディエたちも動き始めます。
それぞれの思惑が行きかうこの大きな流れにジャン・ヴァルジャン、コゼットやマリウス達は巻き込まれ、過酷な運命と向き合うことになります。
日本でも数々の翻訳がなされ、重厚な物語でありながらも教科書や児童向けの書籍になるなど、大人から子供まで幅広い層の方々を魅了する一作となっております。
収録作品
1
・ミリエル司教(しきょう)
・旅の男
・救(すく)い
・司教(しきょう)の家
・訪問者(ほうもんしゃ)
・銀の燭台(しょくだい)
2
・生いたち
・目をさました男
・月の光
・憲兵(けんぺい)
・40スー銀貨(ぎんか)
3
「ワーテルローの軍曹(ぐんそう)」飲食店(いんしょくてん)
・ふたりの母親(ははおや)
・ヒバリッ子
・黒い飾(かざ)り玉(だま)
・マドレーヌさん
・疑(うたが)い
・フォーシュルヴァンじいさん
・コゼットの母
・警察(けいさつ)
・ファンティーヌの病気(びょうき)
・つかまったジャン・ヴァルジャン
・マドレーヌ氏のなやみ
・裁判所(さいばんしょ)へ
・裁判(さいばん)
・勝利(しょうり)のほほえみ
・十字架(じゅうじか)の像
・ファンティーヌの死
4
・脱獄(だつごく)
・ツーロンの老囚人(しゅうじん)
・コゼット
・水汲(く)み
・天に通(つう)じているもの
・出てきた銀貨(ぎんか)
・すてきなお人形(にんぎょう)
・カトリーヌ
・請求書(せいきゅうしょ)
・わなにかかったオオカミ
5
・ゴルボー屋敷(やしき)
・新しいもの
・くら闇(やみ)の目
・追跡(ついせき)
・讃美歌(さんびか)の歌声(うたごえ)
・ふしぎな家
・修道院(しゅうどういん)
・計画(けいかく)(1)
・計画(けいかく)(2)
・墓地(ぼち)
・笑い声
6
・パリー
・「無頼漢(ぶらいかん)」・ポンメルシー大佐(たいさ)
・マリユス
・ABC(アーベーセー)の友
・貧しいマリユス
・ラノアール(黒)とルブラン(白)
・春の力
・心のかげり
7
・拾った手紙
・運命ののぞき穴(あな)
・慈善家(じぜんか)
・「あのきれいなお嬢(じょう)さん」
・謎(なぞ)
・待ち伏せ
・冷たい刃(やいば)
8
・ヒバリの野
・コゼット
・心のたたかい
・石の下の心
・旅立ち
・若(わか)い人
・どこへ?
9
・革命(かくめい)
・とりで
・不幸なたましい
・手紙
・ガブローシュの死
・復讐(ふくしゅう)
・接戦
・捕虜(ほりょ)
10
・下水道
・切られた上着
・ジャベルの死
・めぐりあい
11
・祝福の日
・沈黙(ちんもく)の涙(なみだ)
・下の部屋
・悲痛(ひつう)な叫(さけ)び
・見知らぬ男
・おとうさん!
・かれは眠(ねむ)る
ヴィクトル・ユーゴー
ロマン派の詩人・作家として名を馳せていましたヴィクトル・ユーゴーは、フランス第二共和国時代に政治家としても活躍しており、死刑廃止や教育革命社会福祉などにも取り組んでいたことで有名です。そんな彼の代表作「レ・ミゼラブル」は1862年に執筆され、映画やミュージカルにもなるほどの作品として知られています。また国民的な作家となり多くの作品が世に広まりましたが、作品のみにとどまらず詩人でもあるヴィクトル・ユゴーの名言は現代の人々にも多大な影響を与えています。
翻訳者:豊島与志雄(とよしま・よしお)
1890‐1955。小説家、翻訳家、児童文学作家、福岡県生まれ。
東京帝国大学仏文科卒業。在学中の1914年、第三次『新思潮』創刊号に『湖水と彼等』を発表して評価される。以降も教職についてフランス文学を教える傍らで、数多くの小説、童話を発表した。
代表作に『生あらば』、『山吹の花』、翻訳『ジャン・クリストフ』などがある。
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