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江戸川乱歩 幽鬼の塔

[オーディオブック] 幽鬼の塔

江戸川乱歩
パンローリング
マンスリープラン対象商品 ダウンロード販売 MP3 442分28ファイル 2020年3月発売
本体 1,000円  税込 1,100円

  

マンスリープラン対象商品

00 サンプル再生3から10分程度無料で試聴できます。

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内容紹介

河津三郎は両親と死に別れ、兄弟もなく、その上食うに困らない財産に恵まれた青年であった。彼は奇妙な素人探偵を開業して、一人で探偵を楽しんでいた。

四月五日の深夜、三郎は隅田川の橋を訪れ、よじ登った鉄骨の上に横たわって、人間観察をしていた。

そこに現れたのはスーツケースを大切そうに抱えた一人の男だ。彼は何かに追われているかのように、さかんに辺りを気にしていた。彼はスーツケースから中身を取り出すと、空になった鞄だけを川に捨てた。彼の奇妙な行動は三郎の好奇心を揺さぶるのに十分すぎた。

三郎は男を尾行し、その大切そうにしていた荷物を拝借すると、滑車に麻縄、汚れたブラウスという奇妙なものばかりだった。

男の尾行を続けた三郎は、上野公園で焚火をして札束を焼く、その前で狂ったように笑うという彼の奇行を目の当たりにする。

三郎は訝しげに様子を窺っていたが、男はその足で五重塔に忍び込むと最上階で首を吊って死んだのであった……

江戸川乱歩(えどがわ・らんぽ)

日本の推理小説家。1894年10月21日生まれ、三重県生まれ。筆名は、19世紀の米国の小説家エドガー・アラン・ポーに由来する。数々の職業遍歴を経て作家デビューを果たす。本格的な推理小説と並行して『怪人二十面相』、『少年探偵団』などの少年向けの推理小説なども多数手がける。代表作は『人間椅子』、『黒蜥蜴』、『陰獣』など。1954年には乱歩の寄付を基金として、後進の推理小説作家育成のための「江戸川乱歩賞」が創設された。

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本オーディオブックを全部走りながらお聴きいただいたら、約 58 km、3536 kcal 消費できます。 ランナー向け情報について

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