内容紹介
あなたのすぐそばにある「異界」
★東尋坊沖にある自殺体が流れ着く島
★世界遺産に眠る藤原一族のミイラ
★都会の中にぽつんと残された森
★富士山麓に立つ碑銘の無い慰霊碑の謎
★呪われた人形が最後に行き着く場所 ―― ほか
はじめに より一部抜粋
ここはヤバイ、あまり長い居をしないほうがいい----。
旅先で訪れた場所でふいに背すじが冷たくなるのを感じて、そこから逃げるように立ち去ったことはないだろうか。
人間には五感を超えた第六感(シックス・センス)が備わっているというが、その第六感がその土地に秘められた目に見えない危険を感じ取り、あなたにシグナルを送ってきたのかもしれない。
(略)
ただし、最後にこれだけは忠告しておきたい。
もしも、本書で取り上げた場所のいくつかをあなたがよく知っていたとしても、そこに興味本位で近づくことだけは絶対に避けてほしいのだ。
そこで眠っている得体の知れない‘何か’があなたの気配を感じて、長い眠りから目を覚ましてしまうかもしれないからである。
目次
はじめに
1章 一般人が気軽に入ってはいけない場所
異界への入り口・異形の恐山
・有毒ガスが噴き出る「異界への入り口」
・この世にあらわれた地獄の姿
・恐山に眠る莫大な金
・使者の言葉を代弁するイタコ
妊婦の命を飲み込んだ岩の裂け目
・ある恐ろしい目的で使われた岩場
・人々にのしかかる重税 ・人頭税
・妊婦に課せられた過酷な義務
かつて山谷に存在した刑場の跡
・20万人が死んだ場所
・野犬に掘り返された罪人の死体
・刑場をあえて人目につく場所に設置する
殺人兵器を製造していた秘密の工場
・オウム真理教がつくった恐怖の施設
・木刀を手にした見張りが立つ
・東京の中心で起きた毒ガステロ
・工場跡に建つ碑文のない慰霊碑
南の島にある立入禁止の聖地
・沖縄の聖地・ウタキ
・独特のパワーを持つ「ユタ」
・この世とあの世をつなぐ強い霊力
自殺死体が流れ着く「神の島」
・自殺の名所・東尋坊
・東尋坊からの遺体が流れ着く場所
・してはならない島のタブー
・自殺を減らすための地域の取り組み
呪いの力が今も生きる貴船神社
・京都の山中にあるいわくつきの神社
・古くから伝わる呪いの方法と効力
・じつは縁結びの神様でもある
親子の情を断ち切る断崖絶壁
・「親不知」という奇妙な名の場所
・自然の脅威が伝説をつくった
・国道がつくられて危険は消えた
2章 多くの人命が奪われた場所
火山の噴火でこの世から消えた村
・火砕流に襲われた「東洋のポンペイ」
・477人の村民が命を奪われる
・地中で生きていた人間の伝説
・土の中から出てきた2つの白骨
村人を殺しまくった人食いヒグマ
・史上最悪の害獣事件
・開拓民に迫る不気味な影
・通夜にあらわれた巨大ヒグマ
・巨大ヒグマの身長は2・7メートル
1300人を乗せて沈んだ巨大船
・台風による強風で出航をためらう
・出航直後に立ち往生
・目を見開いたままの遺体
30人の村人を1人で殺した青年
・山奥で起こった大量殺人
・武器を手にして夜闇を走る
・犯行の動機は復讐
199人が凍死した「死の行軍」
・青森の山中で起きた遭難事件
・戦争に向けておこなわれた訓練
・どんどん減っていく兵士の数
・210人中生存者は11人だけ
118人が死んだデパート大火災
・大阪の中心地にあった巨大デパート
・あっという間に広がった有毒ガス
・建物に閉じ込められ死んだ人々
171人が死んだ過酷な工事現場
・日本最大のダムを作るための大工事
・事故によって死んだ171人
・超難工事だったもうひとつのダム
囚人が次々と死んだ極寒の刑務所
・氷点下20度以下の極寒の刑務所
・過酷な工事によって死んだ囚人たち
・投獄された犯罪者たちの来歴
273体の胴体が埋められた場所
・胴体だけが葬られた人々の碑
・強い忠誠心が起こさせた一揆
・近年になって取り戻された名誉
3章 いまも謎や危険が残るヤバイ話
山中に残された「SOS」の謎
・北海道の山で発見された謎の人骨
・カセットテープに残っていた声
・遺体が残したいくつもの謎
都会の中にぽつんと残された謎の森
・駅の近くにある「禁足地」
・存在の理由がよく分からない
・森に迷い込んでしまった水戸光圀
・あの世とこの世の境なのか
老人を捨てたという伝説が残る山
・悲惨な伝説が残る「おばすて」という地
・貧乏な村の厳しい掟
・地元で語り継がれるもうひとつの伝説
女性を巡り孤島で殺し合った男たち
・熱帯の島で起こった事件
・難破船に乗ってやってきた男たち
・男たちが次々に不審な死をとげる
・最後はただ1人の女が標的になる
湖の底に沈む死体と埋蔵金の伝説
・諏訪湖には武田信玄の墓がある?
・湖底で発見された菱形の遺物
・信玄の埋蔵金伝説
関東地方に広がる将門の恐怖伝説
・ビジネス街に残された首塚
・恨みを抱いて空を飛んだ生首
・首塚を動かそうとして死んだ人々
・東京だけではない将門の首塚
事件や事故に見舞われ続ける下関駅
・本州の最西端にある駅
・通り魔事件と放火事件の恐怖
・27人が死亡した大爆発事故
透視の力を主張した女性の末路
・超能力ブームをつくった女性と学者
・疑惑を呼んだ公開実験
・千鶴子の自殺で終わった騒動
4章 説明のつかない不可解な現象が起こる場所
人形たちが最後にたどりつく神社
・人形で埋め尽くされた神社内部
・髪が伸びる人形の謎
・注目を集めるために怪異を起こす?
空中衝突した航空機が散った場所
・空中で分解し始めた航空機
・あたりに飛び散った機体と人体
・霊がとどまり続ける慰霊の森
女子中学生36人が一度に死んだ海岸
・海底からあらわれたモンペ姿の女性
・空襲で死んだ人々との奇妙な一致
・遊泳禁止になった事故現場
新聞に載ったタクシーに乗る女の霊
・不気味な雰囲気がただよう深泥池
・池のそばで消えたタクシーの女性客
・池の近辺で事故が多発する理由
銀をめぐって起きた血みどろの争い
・莫大な銀が生んだ権力争い
・みつどもえの激しい戦い
・死んだ者の叫びが響く戦場跡
惨劇の舞台になった東京都内の城跡
・一夜で消えた北条氏の城
・見せしめのために残酷に殺された人々
・真っ赤に染まった滝の水
姫路城に秘められたヤバイ話
・美しい城にまつわる恐ろしい話の数々
・城に住む妖怪と対決した宮本武蔵
・城内に残るお菊井戸
・「傾き柱」の伝説
・お経を読み続けた棟梁
怨霊と化した天皇を鎮める社
・恨みを抱いて死んでいった上皇
・棺から噴き出した真っ赤な血
・不義の子としてうとまれた日々
・近代になっても恐れられる
5章 歴史的事件に根を持つヤバイ話
世界遺産に眠る藤原一族のミイラ
・寺に納められたミイラと首
・仏像とともに置かれたミイラの謎
・頭蓋骨に穴があいている首
戦国時代の血がそのまま残る血天井
・見上げると目に入る不気味な模様
・裏切り者のせいで敗北した者の血
・天井にするのは供養のため
秀吉に殺された外国人宣教師たち
・日本で没した26人のキリシタン
・秀吉を怒らせた一言
・1ヵ月続いた苦難の旅
・ローマ教皇により聖人に加えられる
女性も子供も巻き込んだ会津戦争
・野ざらしにされた死体
・時代遅れの武器で応戦した会津
・若い女性たちも参戦
・集団自決をとげた少年兵
・時を越えていまも残る確執
東京駅に残る首相暗殺の痕跡
・公衆の面前で行われた凶行
・柱の陰から飛び出してきた犯人
・謎につつまれた犯行動機
呪いで傾いたといわれる城の天守閣
・城のシンボルが傾いていた松本城
・藩のウソに怒った農民一揆の主導者
・修理しても直らない傾き
人柱伝説がささやかれる美しい橋
・古くからある橋に秘められた伝説
・みずから身代わりになった少女たち
・人形のような形をした木片と石
天皇が島流しにされた佐渡島
・死刑の次に重い刑
・島に流され島で死んだ24歳の上皇
・事故で死んだ労働者
奥付・警告
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