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オーディオブック(音声ブック) を聴くには? |MP3データCD版
「プレバト!!」で大人気の俳人 夏井いつき先生 推薦
私の義弟ニックは、チャイコフスキー国際コンクール優勝の経歴を持つアメリカ人チェリストだ。若い頃からアーサー・ウェーリー訳の源氏物語が愛読書。世界の本屋には各国の言語で訳された源氏物語が置かれている、と聞く。飛行機で隣り合った人と源氏物語の話で盛り上がる。源氏物語に憧れる外国人ファンは、もしかしたら日本人よりも多いのかもしれない。
チェロは人間の声に最も近いといわれる楽器。聴いていると心が癒される。楽の調べのような岡崎弥保さんの声にも、同じ癒しの力がある。幼い頃眠るまで耳元で語ってくれた母の声のようにも思える。目を閉じれば、艶やかな女御の壺の燭の灯、さやさやと衣擦れ、新作の恋物語に笑い涙する人々、そんな風景が耳から直に心を揺さぶる。
今も昔も世界中の人を虜にする源氏物語に、日本人も改めて触れ親しめる機会がここにある。
内容紹介
日本の文学史上最古にして最高傑作ともいわれる『源氏物語』。 光源氏亡きあと、彼の子孫である薫と匂宮が登場。彼らと宇治の姫君たちとの恋模様を描いた「宇治十帖」を含む物語。(第42帖 匂宮〜第54帖 夢浮橋)
文章の構成や美しさ、さまざまな登場人物のすぐれた心理描写で、世界からも評価が高い『源氏物語』。誕生から1000年もの長き年月を経た今でもなお人々を魅了し、多くの人々に広く読み継がれてきました。その『源氏物語』全54帖を耳で楽しんでいただけるオーディオブックです。 収録内容近代で最初に『源氏物語』を訳した与謝野晶子は、それぞれの帖の冒頭に、その帖の内容をふまえた歌を一首詠んでいます。その晶子の歌もすべて収録。帖の名前だけが残り、その本文がないとされる「雲隠」については、第41帖「幻」のあとに併せて収録。晶子の「雲隠」の歌一首と解説がついています。
1 桐壺(きりつぼ) 2 帚木(ははきぎ) 作者:紫式部(むらさきしきぶ)平安時代中期の女性作家、歌人。中古三十六歌仙、女房三十六歌仙の一人。父は越後守・藤原為時。母は摂津守・藤原為信女。夫である藤原宣孝の死後、召し出されて一条天皇の中宮であった藤原彰子に仕えている間に『源氏物語』を記した。 現代語訳:与謝野 晶子(よさの・あきこ)作家、歌人。大阪府堺市生まれ。旧姓は鳳(ほう)。本名「志よう」。幼少時から文学や古典に親しみ、10代半ばで和歌を投稿するようになる。歌人・与謝野鉄幹が創立した新詩社の機関誌「明星」に歌を発表。鉄幹と恋仲となり鉄幹とともに上京し、処女歌集「みだれ髪」を刊行。のち鉄幹と結婚し、「小扇」「舞姫」「夢之華」などの歌集を刊行し、女流歌人としての名声を確立。その他作品には、「君死にたまうことなかれ」「常夏」「佐保姫」「春泥集」「青海波」「夏より秋へ」「朱葉集」「火の鳥」「太陽と薔薇」などがある。 朗読:岡崎 弥保(おかざき・みほ)俳優・語り手。東京女子大学卒業、同大学院修了(日本文学専攻)。言葉の力に魅せられ、編集者を経て、俳優・語り手に。演劇・語りの舞台に数多く出演。2010年朗読コンクール優勝(NPO日本朗読文化協会主催)。俳句結社「藍生」所属。与謝野晶子訳『源氏物語』の他、「にほんむかしばなし」「ひろしまのピカ」「夏の花」「おくのほそ道」等、オーディオブック(朗読CD)の収録多数。
●岡崎弥保ホームページ「言の葉」http://ohimikazako.wix.com/kotonoha/
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