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あらすじ
【第十六篇】
多助は思いがけず、下新田にいた頃いじめを受けた義理の母お亀と再会する。お亀は涙ながらに事の経緯を語り、多助に許しを請い願う。多助はすべてを水に流し、親子共々面倒をみることを約束する。
それを見ていた藤野屋杢左衛門の娘お花は、以前から好意を持っていた多助に、ますます恋情を深めていく。それを察した杢左衛門もあの人ならと、多助とは商売仲間の樽屋久八を屋敷へ呼んで、恋の橋渡しを願い出る。
【第十七編】
久八は恋の橋渡しを二つ返事で承諾し、飛んで帰り、多助に報告をするが、多助は身分の違いを理由にあっさり断ってしまう。
そこで杢左衛門は、お花を久八に養子にやることで多助の心を開かせ、多助はそれならばとお花を嫁にすることを決意する。
多助はさっそく山口屋に許しを請い、その足で実父角右衛門にも報告に走る。
【第十八編】
多助は実父角右衛門と母お清(せい)に、胸を張って対面を果たし、あたたかい涙の中で、親子の情愛を確認し婚礼の報告をする。
いよいよ婚礼の日。三々九度の盃を交わそうとしたとき、飛駒村の吉田八右衛門が、千両の炭を積んで、小平の一件で多助と交わした約束を果たしにやってくる。
これより多助とお花は仲睦まじく家業に精を出し、本所に大きな身代を築き上げるのである。―めでたし、めでたし。―
三遊亭円朝(さんゆうてい えんちょう)
江戸から明治への転換期にあって、伝統的な話芸に新たな可能性を開いた落語家。本名は出淵次郎吉(いずぶちじろきち)。二代三遊亭圓生門下の音曲師、橘屋圓太郎(出淵長藏)の子として江戸湯島に生まれ、7歳の時、子圓太を名乗って見よう見まねの芸で高座にあがる。後にあらためて、父の師の圓生に入門。母と義兄の反対にあっていったんは落語を離れ、商家に奉公し、転じて歌川国芳のもとで画家の修行を積むなどしたが、後に芸界に復帰。17歳で芸名を圓朝に改め、真打ちとなる。まずは派手な衣装や道具を使い、歌舞伎の雰囲気を盛り込んだ芝居噺で人気を博すが、援助出演を乞うた師匠に準備していた演目を先にかける仕打ちを受けたのを機に、「人のする話は決してなすまじ」と心に決める。以降、自作自演の怪談噺や、取材にもとづいた実録人情噺で独自の境地を開き、海外文学作品の翻案にも取り組んだ。生まれて間もない日本語速記術によって、圓朝の噺は速記本に仕立てられ、新聞に連載されるなどして人気を博す。これが二葉亭四迷らに影響を与え、文芸における言文一致の台頭を促した。大看板となった圓朝は、朝野の名士の知遇を得、禅を通じて山岡鉄舟に師事した。
出典:筑摩書房の明治文学全集より
原作:三遊亭円朝
口演:ふたむら幸則
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