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あらすじ
【第十四篇】
小平が山口屋の店先で居座っているところへ主人善右衛門が帰宅する。二十両で追い返そうとするが、小平は言うことを聞かない。多助はこんこんと小平を説得し、ついに小平は何も取らずに帰っていく。これを見ていた八右衛門は大いに感心し、多助が店を開いた時には千両の荷を出すと約束をする。
奉公を続け明和二年となり、多助は炭の届け先、四谷辺りの道悪を直すべく奔走し、尽力を尽くす。
【第十五編】
多助は主人に二十両借りて店を出てその道すがら、またしても小平に待ち伏せされる。もみ合いになっているところを一人の侍に助けられる。この人こそ多助が夢にまで見た実父角右衛門だった。
それから十一年の月日が流れ、多助は独立して粉炭を売る小さな店を本所相生町に出店する。粉炭を売るというアイデア商売は大いに当たり、毎日忙しい日が続く。
ある日、いつものように藤野屋の裏手のよしず張りで休んでいると、目の見えない女乞食と子供が・・・。
三遊亭円朝(さんゆうてい えんちょう)
江戸から明治への転換期にあって、伝統的な話芸に新たな可能性を開いた落語家。本名は出淵次郎吉(いずぶちじろきち)。二代三遊亭圓生門下の音曲師、橘屋圓太郎(出淵長藏)の子として江戸湯島に生まれ、7歳の時、子圓太を名乗って見よう見まねの芸で高座にあがる。後にあらためて、父の師の圓生に入門。母と義兄の反対にあっていったんは落語を離れ、商家に奉公し、転じて歌川国芳のもとで画家の修行を積むなどしたが、後に芸界に復帰。17歳で芸名を圓朝に改め、真打ちとなる。まずは派手な衣装や道具を使い、歌舞伎の雰囲気を盛り込んだ芝居噺で人気を博すが、援助出演を乞うた師匠に準備していた演目を先にかける仕打ちを受けたのを機に、「人のする話は決してなすまじ」と心に決める。以降、自作自演の怪談噺や、取材にもとづいた実録人情噺で独自の境地を開き、海外文学作品の翻案にも取り組んだ。生まれて間もない日本語速記術によって、圓朝の噺は速記本に仕立てられ、新聞に連載されるなどして人気を博す。これが二葉亭四迷らに影響を与え、文芸における言文一致の台頭を促した。大看板となった圓朝は、朝野の名士の知遇を得、禅を通じて山岡鉄舟に師事した。
出典:筑摩書房の明治文学全集より
原作:三遊亭円朝
口演:ふたむら幸則
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