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解説 狩野探幽の鬼の絵が化け銀杏に奪われた? そこには女の幽霊も…江戸のホームズ・半七親分の活躍を朗読で! 日本橋の豪商河内屋は、旗本稲川伯耆から狩野探幽斎が描いた鬼の図を売りたいという相談を受ける。半金で仮に預かるという相談でその軸を渡された番頭の忠三郎は、その雪降る帰り道、本郷森川宿の「化け銀杏」下で何者かに投げ飛ばされ気を失い、軸と懐の百両を奪われてしまう。半七と子分の仙吉が探りを入れていくが、事件は一筋縄ではいかなかった。幕末の江戸で、人情にゃ篤いがクールな知性派、半七親分が大活躍! 演出=水城雄。(C)アイ文庫 【演出・朗読者について】中島敦「山月記」「李陵」、魯迅「阿Q正伝」などで重厚な朗読を聞かせている網野隆が半七に挑戦。語り手の半七老人とほぼ同年代、人生経験の滲む渋い声がストーリーに厚みを添えます。 「ことのは出版オーディオブック作品一覧はhttp://www.kotonoha.co.jpにて」 著者プロフィール 岡本 綺堂(おかもと きどう) 1872〜1939 東京高輪にイギリス公使館に勤める元御家人の長男として生まれる。新聞記者のかたわら、二世市川左団次に書いた『維新前後』(1908年)、『修禅寺物語』(1911年)など、新歌舞伎を代表する劇作家としても有名。主な著書に『半七捕物帳』『箕輪心中』『ゆず湯』『両国の秋』など。幼い頃から歌舞伎に親しむとともに、父の影響で英語にも堪能で、シャーロック・ホームズを原著で読み、半七捕物帳の構想を得たといわれる。 |
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