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たいこ持ちはつらいよ (落語随談付き)【あらすじ】
暇をもてあました若旦那、人のやらないような遊びはないかと考えて、鍼を打つことを思いつきます。壁や枕に打ってみたって面白くない。「やっぱり息してるものがいいよ」と猫に試そうとしたらひっかかれる始末。どうしても人間で試してみたい若旦那、幇間の一八をお茶屋に呼び出します。そうとは知らない一八はいつものように若旦那のご機嫌をとりますが、鍼を打たれると知って顔面蒼白。しかしご祝儀をもらえるとあって、しぶしぶ横になります。
【聴きどころ】
調子のいいことを言って騒いでいるのかと思いきや、座敷の勤めも辛いところがあるようです。「つらいなあ……、帰りたいなあ、こんな仕事やめたい」と襖の陰で本音で愚痴りながらも、若旦那の前に出るととたんに騒がしくヨイショする変わり身の早さが前半の聴きどころ。
【もうひと言】
ゴルフ、ビリヤード、乗馬と次々に手を出す若旦那をおだてながらも、ただ調子がいいだけではなく、どこか皮肉めいた一八のヨイショは志ん五師匠ならでは。
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