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オーディオブック(音声ブック)
を聴くには? | CD版
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アンデルセンの童話 『あかいくつ』
赤いくつをはいて教会へ行った少女がたどる哀しい運命の物語です。
キリスト教の儀式である堅信礼の日に、禁じられていた赤いくつをはいたとたん、
少女カレンの足はひとりでに踊りだし、くつは脱げなくなり踊りは止まらなくなります。
少女のおかした罪に対して、どのような罰がくだされるのか…。
哀しくて、そして残酷で、少し怖いお話です。
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●著者:ハンス・クリスチャン・アンデルセン(Hans Christian Andersen)
デンマークの国民的文学者。オーデンセの貧しい靴直し屋に生まれ、幼少の頃から
父にアラビアンナイトなどの物語を読み聞かされ育った。その父が早くに亡くなったため
学校を中退せざるをえず、俳優を志してコペンハーゲンへ行くものの、途中で挫折する。
苦しい生活の後、政治家コリンの援助もあり大学を卒業する。国外を遊学し、その際の
イタリアでの印象と体験より「即興詩人」を著す。1835年「童話集(お話と物語)」を発表し、
以後、死ぬまでの40年間で150余編の童話を書いた。
■翻訳:楠山正雄(くすやま・まさお)
東京銀座生まれ。早稲田大学時代に坪内逍遙や島村抱月に師事。大学卒業後の
1907(明治40)年、早稲田文学社に入り、編集者としてのキャリアを始める。
そして読売新聞社を経て、 1910(明治43)年、冨山房に入社。そこで「新日本」の
編集主任として励むかたわら、一方で逍遙の「文芸協会」に参加し、評論あるいは
翻訳劇脚本家として活躍する。文芸協会解散後も抱月の芸術座に続いて参加し、
しばらく編集者と演劇人の二足のわらじを履いていたが、1915(大正4)年、
冨山房社長の命を受け、「模範家庭文庫」の担当となる。親交のあった岡本帰一に
ヴィジュアル面を託し、他人の原稿を編集するうち、児童文芸への意識が高まっていく。
やがて自らも文庫の執筆に手を出し、また児童向けの創作や翻訳も意欲的に行う。
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