内容紹介
よみがえるクラシックポルノ!!!
明治から昭和にかけて地下出版された秘蔵の闇の性文学作品の中から
選りすぐりの“傑作”を続々発刊!
一流作家をはじめ、多くの文人たちが名前を秘して書き上げた入魂の“傑作艶本シリーズ”がオーディオブックとなって発売開始!(全十一巻)本文は濃密でリアルな性描写だが、装丁は花柄をあしらった重厚で上品な表紙で大好評。編者はこの道の研究者として有名な青木信光氏。
百年間の隠蔽の闇から甦えるときめきの濃密文学。明治・大正・昭和の著名な
作家や文人が名を秘して綴り密かに出版され続けた幻の性文学と作者不明の
伝説的傑作艶書シリーズ。入魂の作品、リアル性愛描写は興奮さめやらぬ
不思議な性の桃源郷へ読者を誘い込んでしまう。
【1.陰の色】
高校に入学したばかりの娘・良子。担任は、目が大きくて色白のまるでフランス人形のような森優美先生。ある土曜日の午後遅く、森優美が家庭訪問に現れた。初めて見る実物の森優美は、活動的な溌剌とした美人というよりは、表情態度全体にどこか暗いきざしの感じられる、無口そうな女性であった。
フランス人形のような顔だちであるが、少しこけたような感じの頬を持ち、その大きな眼は、瞳の奥の方から秘密めいた輝きを放っていた。透き通るような肌が特に美しく、黒いスーツを着ているものの教員には見えず、新劇の女優といった感じで、華奢な身体つきのせいか大そう若く見え、娘の教師だという関係を私に忘れさせてしまうような何かを持った女性だった。彼女に強く惹かれた…。私は良子の父親として担任教師を観察するのではなく好色な四十男の眼で、彼女に接した…。
私と優美、娘の良子とその家庭教師、さらには小学生のころからずっと仲の良い、良子と美知…、それぞれの秘められた悩ましい関係が始まる。
燃え上がる淫欲の世界がここに!
【2.新婚の友より】
結婚式を終えた操子から友人・花子へ贈る手紙に綴られた秘事。
その手紙には、処女を失った操子のリアルな性生活がしたためられていた。
手紙という形で描かれた異色の官能世界。
明治、大正、昭和の時代を経ても、今なお色褪せない性愛の姿。
あなたの耳で確かめてください。
【3.汚された花園】
愛妻に死別された、商事会社の重役・山田は息子である春雄の成長をひたすらの慰めとして暮らしていた…。
彼女は名を星野文子。19歳、田舎の女学校を卒業後、山田の商事会社に事務員として入社してきた。顔は美人ではないが無口な彼女はいつまでも田舎者の純真さを失わなかった。
ある時、山田は偶然にも文子の恥ずかしい姿を目にする。山田の脳中には終始その事が思い浮かんでしまう。やがて彼は彼女に対し醜悪な野心を抱くようになる…。そしてついに彼はその機会を掴む。ある土曜日に彼の家で夕食を共にする約束をした。何にも知らぬ純な彼女は重役の家へと向かっていく。
純潔を守ってきた処女性は哀れな獣のために蹂躙されてしまう運命なのか…。
そしてさらに入り乱れいく色気荒淫に荒んだ官能の世界。
【4.あくなき肉林】
やがてのことそれが、みるみる固くなるかと思うと、豊かなその半球形の乳丘は、あえぐが如き大きな波を打ち始めたのだった…。
──すでに逃れ得ぬ己の運命に、まったく観念の眼を閉じた万里が、今や襲いかからんとする支配者の手によって自らの肉体に加えられるべき事どもに思いを致して見た時、恐怖や羞恥や憤怒や快感や、交々到る各様の感情の交錯に思い乱れた心の現われであるのだろうか?──
そう判断した僕は、今こそ万里を攻撃すべき絶好のチャンスであると思った。
サッと手を伸ばしてムッシェルをうかがうと、案の定、割目の内側もワギナの入口も、すでにもう、しっとりとした誘液の潤いに満ちていた…。
あくなき欲望に狂った淫獣たちの、醜怪極まる官能の世界がここに!
【5.脂粉の舞/禁断】
制しかねる肉の歓喜の妖しさ悩ましさ。繰り広げられる淫らな地獄の饗宴。稀代の変態魔…、人面鬼、秋山の最期。群姦、群姦!輪姦、輪姦。そして…群姦!! また、輪姦!!
理性と獣性との烈しい闘争が胸中に繰り返される。
が、しかし最後にはいつでも獣性の血に勝利を奪い去られてしまい、遂にはその血がまるで堰を切った水の如くに性的器官の末々まで流れ込んでいき、哀れ一個の野獣と化してしまうのだった…。
エロとグロの醜悪な淫鬼の姿が描かれた禁断の書!
濃密文庫の発刊に際して
光があれば影があり、昼があれば夜がある。聖母がいれば魔女がおり、神がいれば悪魔がいる。
それが、我々の住む宇宙の実相であり、我々の生きる人間世界の実態である。
当然のことながら、人間が生み出す文化にも、表があり、裏があるのだが、し
かし、文化活動の一端をになう出版事業の大勢は、表の文化にのみ厚く、裏の文
化にはまことに冷たい。
私は、真実追求の立場から、これを極めて由々しいことと受けとめ、夜にひそ
み、影に隠れていとなまれてきた裏の文化に、あえて照明をあてることを決意し
た。
もちろん、ひとくちに裏の文化と言っても、その範囲は非常に広い。その中か
ら、ダイナミックセラーズ出版、幻作・発禁、濃密文庫が提供するものは、まず
もって、ひたすら性を表現し、猥褻を追求した文芸作品の数々である。
江戸時代の名作から、明治・大正・昭和にかけて有名無名の文人墨客が名を秘
して託した艶書艶本、さらに海外の傑作好色春本まで含めて、闇の性文学の集大
成としていく考えである。
そこには、人間のどろどろとした情念と肉欲の世界があまりにも赤裸々に描か
れているが、それは我々自身の姿であり、人間永遠の相のひとつなのである。
新たな読書体験を通じて、裏文化の持つ悪魔的な魅惑に触れられる読書子が一
人でも多からんことを願い、あえて文庫として二十六巻発刊することとしたが、
このシリーズが、これまで冷遇されてきた裏文北の復権に、ひとすじの道を開く
ことができれば幸甚である。
大方のご声援とご愛読を伏してお願いする次第である。
青木信光
※本商品は「幻作発禁 濃密文庫 第一巻」(ダイナミックセラーズ出版刊 青木信光著 ISBN:4-88493-303-6 350頁 525円(税込))をオーディオ化したものです。
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