[オーディオブック] 方丈記

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解説 日本の三大随筆にもかぞえられる「行く川のながれは絶えずして･･･」で始まる名文をじっくり聞き込んでください。 源平の混乱の時代、無常観漂う時代に生きた著者の見た、人間の愚かさ、そして慰め。現代に通じる深い洞察を、和漢混淆文の格調高い原文で。 「 行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し。……そのあるじとすみかと、無常をあらそひ去るさま、いはゞ朝顏の露にことならず。……」 （C）アイ文庫 「ことのは出版オーディオブック作品一覧はhttp://www.kotonoha.co.jpにて」 著者プロフィール 鴨 長明（かもの ちょうめい） 1155（久寿2）年、京都・糺の森にある河合神社禰宜長継の次男として生まれる。幼少の頃から歌道に秀で、俊恵の門下に学ぶ。平家の福原遷都に随行し、滅亡後は京都に戻る。後鳥羽上皇に目をかけられるが一族の讒りにあい、洛北・大原の里に出家隠遁。1212（建暦2）年に執筆した和漢混淆文の『方丈記』は日本の三大随筆の一つといわれる。他に歌論書『無名抄』、説話『発心集』、自撰歌集『鴨長明集』などの作品がある。1216（建保4）年没。

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