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解説 「他人の妻を愛する権利が君にあるか」――漱石前期三部作の中核をなし、恋愛の苦悩、人間の本質を描く作品。 長井代助は優秀な成績で大学を卒業しながら、職に就かずに父と兄に生活費を賄われて日々を送っている高等遊民。父からは強く見合いを勧められているが、なぜかその気になれない。一方、学生時代の親友、平岡常次郎は地方の銀行員という職に就いたが、横領問題の責を負い、失職して東京に帰ってくる。仕事に失敗した平岡は結婚生活もうまくいかなくなり、妻の三千代は苦労の日々を送っている。三千代を平岡に紹介したのは代助だった。三年の時を隔てて再開した三人だったが、三千代の窮状を聞くうち、代助は三千代を愛していたことに気付く。しかも、平岡に会わせるずっと以前から……自分から動くことをしなかった代助が、初めて動いたとき、三人の運命が、そして父や兄との関係が、音を立てて変わる! 「他人の妻を愛する権利が君にあるか」――漱石前期三部作『三四郎〈さんしろう〉』『それから』『門〈もん〉』の中核をなす、メロドラマのような物語展開のなかに人間の普遍的な本質をえぐる鋭い視線が光る傑作。朗読は、漱石前期三部作に挑戦中の渡部龍朗。大好きな宮沢賢治作品とはまた違う、大人っぽく淡々とした読みで、ドラマチックな長編を飽かせず聞かせます。 (C)アイ文庫 「ことのは出版オーディオブック作品一覧はhttp://www.kotonoha.co.jpにて」 著者プロフィール 夏目 漱石(なつめ そうせき) 1867〜1916 江戸牛込馬場下横町(現在の新宿区喜久井町)に生まれる。本名・夏目金之助。漢文学や俳句にも親しみ、正岡子規と交友が深かった。明治26年、東大英文科卒業後、東京高等師範学校、松山中学、第五高等学校などで教師を務め、33歳、イギリスへ国費留学。神経衰弱に悩まされる。帰国後、第一高等学校教師時代に処女作『吾輩は猫である』を発表。その後朝日新聞社に入社、本格的に文筆生活に入り、「三四郎」「こゝろ」「行人」など、不朽の名作を残した。神経衰弱とにより、1916(大正5)年12月9日胃潰瘍で永眠、享年50歳。 |
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