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ハリセンで釈台を叩き「パパン」という音を響かせて調子良く語る、江戸時代から伝わる日本伝統の話芸「講談」。講談協会に所属する真打を中心とした生粋の講談師たちによる、由緒正しき寄席で行われた高座を録音した実況音源!
赤穂義士伝の中で、お酒で名を売ったのが、堀部安兵衛と赤垣源蔵です。
討ち入り前夜、雪を魚に兄と酒を酌み交わして最期の別れをと、酒徳利を手土産に兄の屋敷を訪ねた赤垣源蔵。ところが留守の為に兄の着物を相手に寂しく一人酒。会えずに去った弟が討ち入りを果たしたと知った兄の心は・・。「徳利の口よりそれを言わねども、昔思えば涙こぼるる」
プロフィール
宝井琴嶺
講釈師
青森県生まれ
芸歴:東京芸術座、山本安英の会、琴鶴修羅場塾
平成2年 真打披露
平成5年 文化庁演芸部門芸術祭賞受賞
主な読み物:「源平盛衰記」、芸道苦心談
趣味:観劇、山歩き、エッセイ
著書:「女流講釈師駈歩記」(平成19年出版)
「朗誦語り塾」「渥美講談塾」講師
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