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司馬遼太郎賞作家による司馬文学案内
「生きているときから懐かしいひとだった」司馬さんのことをそう追慕する、著者・松本健一氏。2人は頻繁に手紙のやりとりをする間柄であったが、互いの史観は必ずしも一致していない。
歴史に埋もれていた人物に独自の光を当て、新しい日本史像を浮かび上がらせた司馬文学――。日本精神史をつぶさに検証する気鋭のロマン主義者・松本健一氏の歴史認識――。
視座が異なっているからこそクリアに見えてくる、司馬文学に秘められた微妙で切実な希い。
目次
第1部 司馬文学の主人公たち(懐かしいひと―出会いの記憶
坂本竜馬―自由なる精神
土方歳三―士道に殉ず ほか)
第2部 土地の記憶『街道をゆく』(梼原街道
湖西のみち
十津川街道 ほか)
第3部 文明批評による反省(『この国のかたち』)
著者紹介
松本健一(まつもと・けんいち)
1946年群馬県生まれ。東京大学経済学部卒業。麗澤大学国際経済学部教授。専門は近・現代日本の精神史、アジア文化論。71年に『若き北一輝』を著して以来、政治、思想、文学と幅広い分野の評論家として活躍。2005年、全5巻の『評伝北一輝』で第8回司馬遼太郎賞を受賞。
※本商品は『司馬遼太郎を読む』[めるくまーる刊 松本健一著 ISBN:4-8397-0124-5 216頁 1,575円(税込)]をオーディオ化したものです。
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