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パンローリングの人気セミナー講師であり、海外の投資手法を伝えるため、多くの翻訳書も手がけている。海外機関投資家で自己取引部門のディーラーとして大活躍した後に独立。自身でファンドも運用し、金融ビジネス界の裏事情にも通じている。旧知の仲となっているL・ウィリアムスや故R・クラウスなど、偉大なトレーダーたちとの交流と相場から成田氏が学び取ったものは…!!!!
<相場とは、勝ち負けではない>
「1970年代のL・ウィリアムスは、勝ったり/負けたりのトレーダーで、人間的にもあまり尊敬できる人ではなかった」と、旧知の友人を語る成田氏は、パンローリングのセミナーでは、ウィリアムスの通訳を必ず務める人です。また、「検証は手で行え(体に覚えこませろ)」と、今は亡きR・クラウスに指導された成田氏は、トレードシステムの有利さは検証数字にあるのではなく、自らの手を使って検証することによって、自らの体にその有利さを安心感として刻むことなのだ、ということを学びます。
海外でのトレード経験が長い成田氏は、多くの著名トレーダーたちに直接・間接的に影響され、異色の日本人トレーダーとして成長していきます。もちろん、勝つことにこだわっていたウィリアムスも成長を重ね、有利さを積み重ねるトレードスタイルに転身し、80年代に驚異の収益記録を打ち立てるトレーダーとなっていきます。また、トレード検証を極めたクラウスは、そうした背景から、多くのトレード指標を発見・開発していきます。
こうした偉人たちとの交友を通じて成田氏が学び取った相場知識は、彼らの著書からだけでは伝わらない、温質を伴ったレッスンとして、ここに語られています。
<資金管理が全て>
2008年年頭にパンローリングを通じてセミナーシリーズを展開したR・ビンスも、成田氏の旧知の友人の一人です。もちろん、彼のセミナーでも通訳を務めました。一般に「モダン・ポートフォリオ理論」と呼ばれる考え方に真っ向から挑戦し、ある部分を実証し、ある部分を否定・補足するビンスは、ポートフォリオ・リスクの概念に関して、新しい分野を拓いた人物です。ビンスとの交流を通じて、成田氏は「最終的には、資金管理がトレーディングの全てだ」とする境地に達したとしています。
「有利なシステムなら、どんなものでも構わない」とした上で、「ただ、そんなシステムを集めるただけでは、有効なポートフォリオは構築できない」
とするビンスは、「もしそんな簡単なことなら、世界的な銀行が、どうして経営を危うくするほどの取引損益を出すのか?」と問います。そして、プロのためのリスク分析を 専門にしているビンスは、「個人投資家の場合、毎月目標利益を確保したい場合」などの成田氏の質問に、どんな反応を示したのか?
世界の相場をリードするカリスマたちの息を伝え、その裏を知る成田氏の、ここ以外では聞けない内容が詰まった異色のトークです。
〜内容抜粋〜
Disk1
■ これまでを振り返って
・マーケットとの出会い
・独立
■ マネーマネジメント(資金管理)の重要性
■ 分散投資は常に有効か?
・平均化の落とし穴
Disk2
■ 80〜90年代にかけて、日本で
金融機関のディーラーは育ったのか?
■ Trend is Friend, until end.
・最終的な目標と期間を決める
■ 成田博之の現在のビジネス
他
ノースカロライナ大学ウィルミントン校卒業。シンガポールでの銀行で約10年間、金融商品のディーリングをした後、1998年にオーストラリアに永住。現在は、日経 225先物・為替を中心に自己資本を運用するプライベート・トレーダー。 ラリー・ウィリアムズセミナーの通訳・解説を務めるなど、ラリー・ウィリアムズ氏のパートナーとして絶大な信頼を得ている。
インタビュアー: 清水昭男(しみず あきお)
1983年、南イリノイ大学コミュニケーション学部卒。トウキョウ・フォレックス、タレット・アンド・トウキョウ・インターナショナルを経て、CBOTアジア・パシフィック代表を務める。その後、ブルームバーグ・ニュースのレポーターとして、CATVで相場レポートを担当。現在は、フリーで翻訳・執筆を中心に活動中。手がけた作品は『新マーケットの魔術師』『投資苑がわかる203問』『DVD ターナーの短期売買セミナー』『DVD ガースタインの銘柄スクリーニング法』『DVD デビッド・ナッサーのデイトレード講座』『DVD アラン・ファーレイの収益を拡大する「仕掛け」と「仕切り」の法則』『マンガ LTCM -巨大ヘッジファンド崩壊の軌跡』『マンガ 監査法人アーサー・アンダーセン』(パンローリング)など多数。
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