市朗怪全集とは
実話系怪談のパイオニア、『新耳袋』シリーズの著者の一人が、語りで送る怪談全集!
1990年代に巻き起こったJホラー・ブームを牽引した実話怪談界の大御所が、満を持して登場する!!
全てが実話。この現代に現れた闇と異界の世界を聴け!!
内容紹介
1991年4月2日(火)より半年間、関西テレビにて画期的怪談番組『恐怖の百物語』が放送された。
この番組の構成を担当した一人が中山市朗。『新耳袋』にも一部収録したように収録中、オンエア中に様々な怪異が誘発された。
今回は、書かなかった、書けなかったエピソードも含めて、『恐怖の百物語』に関連した、生々しくおぞましい怪異の全貌を語る
恐怖の百物語・その1(20分)
放送局に提出するパイロット番組の製作の過程から、もうそれは起こっていた。
「百物語」という形式には、やはり怪異を呼び込む何かが存在するのだろうか…。
恐怖の百物語・その2「本番」(17分)
視聴者たちが2回目のオンエアで目撃した怪異の真相。
目撃されたのは"顔"。そして、収録中のスタジオに次々と不可解な現象が…。
恐怖の百物語・その3「霊媒師のS先生」(27分)
番組収録中に何かの気配がしたらお祓いをする役目を担う霊媒師のS先生。
中山市朗とS先生の間に交わされ、共に体験した怪異。それは番組外でも起きていた。
恐怖の百物語・その4「生き霊かな」(18分)
番組にレギュラー出演していた心霊タレント、稲川淳二さん。
その稲川さんと共に荻窪のバーで見聞した、ある現象。
中山市朗が目視した珍しい霊と稲川さんの驚きの反応と真相。
恐怖の百物語・その5「ついて来た」(9分)
その後、稲川さんの周囲で起こったという怪異。
しかしそれは、『恐怖の百物語』の収録スタジオにも現れた。
つまり、ついて来た、のだ。
6.恐怖の百物語・その6「百物語の結末」(10分)
高視聴率ながら半年で打ち切られた番組の真相。
そして収録最終回において現れた『百物語』の総決算ともいえる怪異。
この怪異は、テレビを視聴をしていたほとんどの人が目撃した。
テレビにはっきりと映った、巨大な顔。
「心霊タクシー」(9分)
中山市朗が構成、ナビゲータを務めたCS京都『心霊タクシー』におけるエピソード。
「私は霊感も無いし体験も無い」と言うタクシーの運転手が収録中に見た、不可解なものとその顛末…。
「受信番号」(3分)
『心霊タクシー』でのエピソード。
京都の東山周辺での真夜中ロケ。そんな時、スタッフの携帯電話が鳴った。
着信番号を見ると…。驚愕のエピソード。
中山 市朗(なかやま いちろう) プロフィール
作家、怪異収集家
1982年、大阪芸術大学映像計画学科卒業。映画の助監督や黒澤明監督の『乱』のメイキングの演出などに携わる。
1990年、扶桑社から木原浩勝との共著で『新耳袋〜あなたの隣の怖い話』で作家デビュー。『新耳袋』はそれまでただ怪談で括られていたものから、実話だけにこだわり百物語を一冊の著書で実現化させた。
『新耳袋』は後にメディアファクトリーより全十夜のシリーズとなり復刊。『怪談新耳袋』として映画やドラマ、コミックとして展開。
Jホラーブームを作った作家や映画監督に大きな影響を与え、ブームをけん引することになる。
著書に『怪異異聞録・なまなりさん』『怪談実話系』『怪談狩り』シリーズなどがある。
怪談は語ることが重要と、ライブや怪談会、放送などでも積極的に怪談語りを行っている。その他の著書に『捜聖記』『聖徳太子・四天王寺の暗号』『聖徳太子の「未来記」とイルミナティ」など多数。
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