内容紹介
原著100万部突破のベストセラー
世界屈指の株式投資家 ウォーレン・バフェットも受講した
デール・カーネギー・コース 話し方講座のエッセンスを凝縮
本書は、ニューヨークで1912年に開校して以来、900万人以上の卒業生を送り出しているデール・カーネギー・コースの原点と言える1冊である。プレゼンテーションスキルの知識だけにとどまらず、自信の構築、効果的なコミュニケーションスキル、人間関係の構築に至るまで全16章を収録。あなた自身が現状から一歩踏み出して変わりたいと望むなら、カーネギーが経験を経て有効だと確信した方法は、人前で話すことへの恐怖を消し去り、あなたをスピーチの名手へと変えるだろう。
抜粋(「第1章 勇気と自信を持つ」より)
「勇気は男らしさの肝心要の特質だ」
――アメリカの政治家ダニエル・ウェブスター
「恐怖の目で将来を見るのは危険きわまりない」
――アメリカの鉄道経営者E・H・ハリマン
「恐怖に駆られてものごとを決めてはならない」
――南北戦争の勇者「石の壁」ジャクソンのモットー
「自らが『できる』という気持ちになりさえすれば、実行不可能なことでもないかぎり、どんなに困難なことでも必ずできる。その逆に、世のなかで最も簡単なことでも、『できない』と思えば実行不可能になり、小さな塚が巨大な山へと変わってしまう」
――自己暗示療法を創始したフランスの薬剤師エミール・クーエ
「10中9まで成功の根底にあるのは――自分を信頼して、全力で仕事に取り組むことである」
――スポーツ用品製造会社ウィルソン社の社長トーマス・E・ウィルソン
「効果的に話す能力は生まれつきというよりも努力によって得られるものである」
――アメリカの元国務長官ウィリアム・ジェニングス・ブライアン
「確実に立身出世したかったら、会議で賢明かつ重々しい意見を言うよりも、話し上手になるほうが効き目がある」
――ロンドン・デイリー・テレグラフ紙
自信と勇気、そして大勢の人を前にして話をしながら冷静かつ明瞭に考える力をつけるのは、おおかたの人が思っている10分の1も難しくありません。それは、選ばれた少数の人間が神から授けられた天賦の才ではないのです。ゴルフをする能力と同じで、誰もが潜在的に持っている能力であり、そうなりたいという願望さえ十分にあれば、身につけることができるものなのです。
ひとりで座っているときにはちゃんと考えられるのに、人前で立って話そうとするとそれができなくなるなどという道理があるでしょうか? もちろんそんなはずありません。それどころか、人を前にしたほうがしっかりと考えられるはずです。聞き手がいることで刺激も受けますし、気分も高揚するからです。スピーチが上手な人のほとんどはこう言うはずです。聴衆がいることで刺激やインスピレーションを受けて、頭の働きがより明晰で鋭くなると。
聴衆の前に立っているときは、名説教者として知られた牧師のヘンリー・ウォード・ビーチャーがいみじくも言ったように、自分が持っているなどとは思わなかった考えや事実やアイデアが「煙のようにあたりを漂う」ので、すかさず手を伸ばしてそれをつかみ取ればよいのです。同じことがあなたにも起きるはずです。くじけずに練習さえ続ければ。
そのことはあなたも先刻承知かもしれません――訓練を受け、練習を積めば、人前で話すことへの恐怖が消え去り、自信と勇気が身につくのです。
目次
第1章 勇気と自信を持つ
Chapter I Developing Courage and Self-confidence
第2章 自信は準備によって生まれる
Chapter II Self-confidence Through Preparation
第3章 スピーチの達人に準備のしかたを学ぶ
Chapter III How Famous Speakers Prepared Their Address
第4章 記憶力を強化する
Chapter IV Improvement of Memory
第5章 聴衆を眠らせないために
Chapter V Keeping the Audience Awake
第6章 よいスピーチに欠かせないもの
Chapter VI Essential Elements in Successful Speaking
第7章 きちんとメッセージを届けるということ
Chapter VII The Secret of Good Delivery
第8章 壇上ではどう振る舞うか
Chapter VIII Platform Presence and Personality
第9章 スピーチをどう始めるか
Chapter IX How to Open a Talk
第10章 たちまちにして聴衆の心をつかむ
Chapter X Capturing Your Audience at Once
第11章 スピーチをどう終えるか
Chapter XI How to Close a Talk
第12章 わかりやすい話し方
Chapter XII How to Make Your Meaning Clear
第13章 感心させ納得させる話し方
Chapter XIII How to Be Impressive and Convincing
第14章 面白がらせる話し方
Chapter XIV How to Interest Your Audience
第15章 行動を起こさせる話し方
Chapter XV How to Get Action
第16章 言葉を磨く
Chapter XVI Improving Your Diction
デール・カーネギー( Dale Carnegie)
1888-1955年米国ミズーリ州生まれ。大学卒業後、教師、セールスマン、役者等さまざまな職業を経てYMCAの夜間学校講師となり、成人クラスで「話し方」教室を担当する。その後、デール・カーネギー研究所を設立。自己啓発、セールス、企業トレーニング、スピーチおよび対人スキルに関する各種コースを開発。アメリカをはじめ、ヨーロッパ各地で講習会を開き、指導にあたる。1936年に翻訳・出版された『人を動かす』(創元社)は超ロングセラーとなり、今なお世界中で読み継がれている。
オーディオブックの感動をコースで実現! デール・カーネギー・トレーニング・ジャパン 〜103年の歴史と世界900万人以上の卒業者〜
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