[オーディオブックCD] 金太郎
楠山正雄
パンローリング
CD
1枚 約17分 2008年3月発売
本体 800円 税込 880円
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オーディオブック(音声ブック)
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金太郎は、とても力の強く、たくましい子供でした。
もう七つ八つのころには、石臼やもみぬかの俵ぐらい、
へいきで持ち上げました。
大抵の大人を相手にすもうを取っても負けませんでした。
けれども金太郎は決して威張ったりしません。
やさしさと勇気、真の強さをもった山の大将でした。
やがて大人になった金太郎は都に上り、
坂田金時と名乗って、頼光の家来になるのでした。
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■楠山正雄(くすやま・まさお)
東京銀座生まれ(1884〜1950)。早稲田大学時代に坪内逍遙や島村抱月に師事。
大学卒業後の1907(明治40)年、早稲田文学社に入り編集者としてのキャリアを始める。
そして読売新聞社を経て、1910(明治43)年、冨山房に入社。そこで「新日本」の
編集主任として励むかたわら、一方で逍遙の「文芸協会」に参加し、評論あるいは
翻訳劇脚本家として活躍する。文芸協会解散後も抱月の芸術座に続いて参加し、
しばらく編集者と演劇人の二足のわらじを履いていたが、1915(大正4)年、
冨山房社長の命を受け、「模範家庭文庫」の担当となる。親交のあった岡本帰一に
ヴィジュアル面を託し、他人の原稿を編集するうち、児童文芸への意識が高まっていく。
やがて自らも文庫の執筆に手を出し、また児童向けの創作や翻訳も意欲的に行う。
1945(昭和20)年の終戦後は、様々な文化が復興の力に湧き、正雄も演劇界・
児童文芸界双方に尽力する。
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