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ポプラ社/奥山貴宏 [オーディオブックplaywalk版] 31歳ガン漂流

[オーディオブックplaywalk版] 31歳ガン漂流

ポプラ社, 奥山貴宏
パンローリング
playwalk (playwalk とは?) 約340分 2009年7月発売
本体 2,800円  税込 3,080円  国内送料無料です。
品切れのためご注文いただけません。 (発送可能時期について)

サンプル再生3から10分程度無料で試聴できます。

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『とにかく、死の瞬間まで文章を書き続けてやる。書きまくってやる』 31歳の誕生日を迎えて間もなく体調を崩し、風邪をこじらせたと思っていたところ、肺ガンと診断された著者が、ガンと闘う日々をクールに綴る手記。
自分がガンになるなど想像もせず、気ままに過ごしていた日々に、突如「肺ガン」という事実がふりかかってきた。もちろん、癌細胞とは闘う。でも、オレの日常はガンには譲り渡さない-。そんな日々を赤裸々につづる日記。

Webで大反響を呼んだ本作は闘病記の壁をぶち破り、ガンに侵されながらも病を日常の一側面と捕らえ、ドキュメンタリーとしての茶番的な"リアル"を徹底的に排除している。
誤解を恐れずに言えば、これは私小説でも、闘病記でもなく、痛いまでの一人の物書きの壮絶なプライドと信念を感じさせる"現実を生きている"コトバの塊であり、生活(Life)である。
コトバの裏に見え隠れする、31歳・奥山貴宏のエモーションに、ただただ胸を衝かれる

本文抜粋

〜これを読んでくれている皆さんがリアリティを感じていないと思うのと同様、オレだってリアリティを感じていない。心臓が停まりかけたというのに、地球の裏側で起こったテロ程度のリアリティしか感じていない。〜
だから、このリアリティの無さも文章という形で表現するしかない。そして、それが唯一オレにできること。
01.07(Tue)15日目・タンホイザーゲート付近にて〜より

〜一日中、ガンのことを考えて生活をし、それを日記に書くのが現実的だっていうのなら、そんな現実はオレには必要ない。〜
01.28(Tue)36日目・Solid Hospital Survivor〜より

〜恐ろしいことに戦場に身を置いていても、それに慣れてしまう。
感覚が麻痺してしまい、戦争状態が日常と化していってしまうのだ。
それは人間が気が狂わないための適応能力であると同時に感覚を鈍化させるものでもある。線上から生きて帰って、また勝谷さんと酒を飲みたい。〜
05.03(Sat)131日目・勝谷さんに会う〜より

〜余命が残り少ないのに、どうしてそんなに働くのか疑問に思う人もいるかもしれない。お金のためだとか、仕事が好きだとか周りに答えていたけれど、結局は書かずにいられなかったのだ。
そうしないと、職業欄が「ガン患者」になってしまう気がしたのだ。どんな形であれ文章を書き続けることで自分であり続けることができたし、文章を書き続けることでしかあり続けられなかった。書き続けることでオレは自分の生を噛みしめ、書ける自由を謳歌していた。〜

●目次
2002 December(入院 FUJI ROCKから遠く離れて ほか)
2003 January(Year Of Nothing 納豆汁 ほか)
2003 February(エリート入院患者 相手の望む患者像 ほか)
2003 March(オルタナティブお義母さん マドンナ的存在 ほか)
2003 April(悪夢的展開 世界が終わりに近づいた ほか)
2003 May(Today is the first day end of your lives. 勝谷さんに会う ほか)

●著者紹介
奥山貴宏(オクヤマタカヒロ)
1971年宮城県生まれ。山形県で育つ。日本大学芸術学部卒業。出版社勤務を経て、ライターに。音楽、映像、パソコンなどのジャンルを得意とする

※本商品は「31歳ガン漂流」(ポプラ社刊 奥山貴宏著 ISBN:978-4-5910-7904-1 285頁 1,523円(税込))をオーディオ化したものです。

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