大木ミノルの腐怪話とは
映画監督を本職とし、これまで多くの心霊映像の鑑定依頼を受けてきた大木ミノルによる初の怪談集。
業界人による体験談を関係者からの秘話を交えて話す。
殺人事件や心理描写までを、まるで映像を見ているかのように語る新感覚の怪談。
多くの怪談イベントで著名怪談師から絶賛され、カルトファンを生んだ映画監督・大木ミノルによる実話怪談。
内容紹介
【犬神の祟り】(63分)
霊能者 中岡千里はある日、S村の組合長の吉村の依頼で犬神が取り憑いたという女性の厄払いに行くことになる。
犬神は平安京時代に流行った怪しげな蠱術で、呪術の一種といわれており、この術にかかった者は未来永劫、その術から逃れられないという。
果たして中岡千里と弟子の神野は無事、女性を救い出せるのか?
【霊能者の顛末】(9分)
昭和50年ごろ、豊岡で起こった事件。
その頃、霊感商法によって財を得ていたAの元に女子高生B子が訪れ、
B子は交通事故で死んだという元カレの霊を呼び出して欲しいという。
Aは興信所などから情報を得て降霊術を行うが…。
【喫茶店の女】(16分)
独身で医者の富田くんは、なぜか結婚をしない。
それは今から20年前の事件がきっかけだったとのことだ。
家の近所を歩いていて見つけた隠れ家のような喫茶店。
そこで店主をする美女との出会いが彼の人生を大きく変える。
【不思議な老人】(11分)
山口という男は、仕事のない時はいつも雀荘に入り浸っていた。
ある日、身なりの悪い老人が麻雀の仲間に入れてくれと言ってきた。
そのうちに、皆と打ち解けた老人は家でご馳走をすると言いだして…。
【女好き】(11分)
女好きの内山は同棲している彼女に隠れて、小劇団の女優とデートをする。
しかし、運悪く、その現場に劇団の脚本家の松村が居合わせてしまう。
内山は松村にばれないように密会を続けようと思案するが…。
大木 ミノル(おおき みのる) プロフィール
1967年生まれ、大阪出身 映像作家
大手企業開発部会長代理、カメラアシスタントなど特異な職歴を経て、映像会社AMiエンターティメントを創設。
「時空脱獄NINJA ジライヤ」「力ーTAROU」「恋の映画を作ろう」など25本の映画を監督し、OVAを中心にレンタル業界でヒットを飛ばし続けてきた。
また、300本以上の洋画・邦画のDVDに携わり、中でも「死ノ動画」「警告動画」など心霊映像の監修も30本近く手掛けている。
また、著名怪談師とも交流が深く、中山市朗氏や稲森誠氏などの怪談イベントに参加して怪談を披露し、多くの怪談ファンから『最も怖い映画監督』と評価を得た。
映像の他に、シアターOMの「シャーロック・ホームズの冒険」シリーズの台本を執筆するほどのシャーロキシアンであったり、奈良CSTV「奈良町わいがやTV」の準レギュラー、映画館シアターセブンの「トンデモシネマ」イベントのMCなど、多才な仕事ぶりでも有名。
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