大木ミノルの腐怪話とは
映画監督を本職とし、これまで多くの心霊映像の鑑定依頼を受けてきた大木ミノルによる初の怪談集。
業界人による体験談を関係者からの秘話を交えて話す。
殺人事件や心理描写までを、まるで映像を見ているかのように語る新感覚の怪談。
多くの怪談イベントで著名怪談師から絶賛され、カルトファンを生んだ映画監督・大木ミノルによる実話怪談。
脳内映像による怪談体験に恐怖する。
内容紹介
【あるスナッフ映画の真実】(32分)
日本映画史上、最も危険な残酷映画『ギニーピック』の1と2、そして、その影響を受けて作られたと思われる『肉だるま』とその続編。見ただけで発狂するとまで言われた、それらの映画の歴史の裏に隠れる数々のエピソードを解き明かす究極の映画実話怪談。
【話してはいけないワード】(19分)
とある島の出身で日常的に幽霊が見える大坪くん。当時彼は、島の長老に霊が見えるものだけに伝えられる「ある言葉」を教えられた。そして絶対に幽霊と話してはいけないと言われたのだが…。
【幽霊の吐息】(22分)
都内の会社に勤める齋藤は中野区にあるボロ・アパートに引っ越した。あまりにも古いアパートだったが、大家によれば以前に住んでいる人で亡くなった方はいないということで、彼女は安心して住み始めたのだが…。
【産女(ウブメ)】(15分)
ある日、撮影が遅れて旅館に泊まることになった三人を乗せたタクシーが山道を走っていた。途中、アシスタントのSくんが川辺に立つ女性を見つける。しかし、タクシーの運転手が突然、怒り出し、そこで話が途絶えてしまった。その晩、再び、その女が…。
【話す男】(16分)
奈良に住むカメラマンOさんの話。祖母と父親との三人暮らしをしていたOさんはある日を境に、夜中に飲みに行くと言って出歩くようになる。心配になった父親が後をつけると、そこは…。
【撮影隊】(19分)
心霊現象のフェイク映像を撮影する若者達がいる。それらはどんどん過激になっていき、、実際の心霊体験に数々あう事になったりする。しかし、中でも恐ろしかったのは、夜中に何処からか聞こえてる木を叩くような音に遭遇し、一人が原因を突き止めるべく音のなる方に向かったのだが、なかなか帰ってこない…。
大木 ミノル(おおき みのる) プロフィール
1967年生まれ、大阪出身 映像作家
大手企業開発部会長代理、カメラアシスタントなど特異な職歴を経て、映像会社AMiエンターティメントを創設。
「時空脱獄NINJA ジライヤ」「力ーTAROU」「恋の映画を作ろう」など25本の映画を監督し、OVAを中心にレンタル業界でヒットを飛ばし続けてきた。
また、300本以上の洋画・邦画のDVDに携わり、中でも「死ノ動画」「警告動画」など心霊映像の監修も30本近く手掛けている。
また、著名怪談師とも交流が深く、中山市朗氏や稲森誠氏などの怪談イベントに参加して怪談を披露し、多くの怪談ファンから『最も怖い映画監督』と評価を得た。
映像の他に、シアターOMの「シャーロック・ホームズの冒険」シリーズの台本を執筆するほどのシャーロキシアンであったり、奈良CSTV「奈良町わいがやTV」の準レギュラー、映画館シアターセブンの「トンデモシネマ」イベントのMCなど、多才な仕事ぶりでも有名。
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