内容紹介
おやこで楽しむ、むかしばなし!
日本の昔話の中から、名作をセレクト。
内容を子どもに分りやすく再編集いたしました。
お子様とご一緒に、お楽しみ下さい。
あらすじ
むかしむかし、あるところに、旅人がたちがたちよる、
小さな茶店(ちゃみせ)がありました。
その茶店には、優しそうなおじいさんと、可愛らしいネコが一匹おりまして、
よく、おじいさんが、きれいな茶わんでネコにごはんを食べさせておりました。
ある日、町でものを売り終わり、ふるさとの村に帰ろうとしていた男が、
一休みしようと思い、その茶店にたちよりました。
おじいさんにお茶とお団子をたのんだ男は、
古くて価値のある茶わんをよく売っていたものですから、
ついついネコがごはんを食べている茶わんも眺めておりました。
ネコにごはんを食べさせる茶わんにしては、ずいぶんと模様のきれいな
茶わんだなあと男が思っていると、茶わんの模様や色から、
実はその茶わんが大変価値の高いものであることが分かりました。
男は、
「なんと。これは、100両出しても手に入らないような立派な茶わんだぞ。
このじいさん、どうやらこの茶わんの価値を知らないようだ。
よし、ネコといっしょに茶わんを買い取って、高く売ってやろう」
と考えまして、急にネコを可愛がり始めました。
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