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内容紹介

おやこで楽しむ、むかしばなし！

日本の昔話の中から、名作をセレクト。
内容を子どもに分りやすく再編集いたしました。

お子様とご一緒に、お楽しみ下さい。

あらすじ

むかしむかし、あるところに、
子どものいないおじいさんとおばあさんが住んでいました。

ある日のこと、おばあさんが川へ洗濯に行きますと、
どんぶらこ、どんぶらこと、大きなうりが流れてきました。
「おやおや、何て大きなうりでしょう。持って帰って、
おじいさんと二人で食ベましょう」

おばあさんはうりを拾い上げると、家へ持って帰りまして、
おじいさんがさっそく、うりを割ろうとしました。

そのとき、うりの中から、たまのように可愛い女の子の赤ちゃんがあらわれました。
子どものいなかったおじいさんとおばあさんは、大喜びです。
うりから生まれた子どもなので、名前を『うり子姫』と名づけ、大変可愛がりました。

それから幾年もすぎますと、うり子姫は大変可愛らしい娘に育ちました。
はたを織るのが上手だったので、美しい着物を縫っては町に行き、
お金をたくさんもらって、おじいさんとおばあさんを助けました。

そんなうり子姫の噂は、たちまちに町中に広がりました。
その噂がお城まで届きまして、なんとお城のお殿様が、
うり子姫をお城に迎え入れることになりました。

うり子姫がお城に嫁いでいく当日。
おじいさんとおばあさんは、お城の使いを
家まで案内するため、
決して扉を開けないよう、うり子姫に言い残して、
朝から町に向かっていきました。

うり子姫は一人で留守番をすることになりましたので、
はたを織っていました。

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