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内容紹介

おやこで楽しむ、むかしばなし！

日本の昔話の中から、名作をセレクト。
内容を子どもに分りやすく再編集いたしました。

お子様とご一緒に、お楽しみ下さい。

あらすじ

むかしむかし、あるところに、
心の優しいおじいさんと、欲張りなおばあさんが住んでいました。

おじいさんは一匹のすずめを飼っていました。

ある日、米粒で障子を張っていたおばあさんの元に、
すずめがやってきまして、
おばあさんの手に付いた米粒を食べてしまいました。

「まったく、悪いすずめだ！」

おばあさんはそういうと、米粒を食べているすずめを捕まえて、
舌をハサミでちょきんと切ってしまいました。

すずめは上手く鳴くことが出来なくなってしまい、
涙をぽろぽろこぼしながら、おじいさんの元を去っていきました。

おじいさんは大好きなすずめがいなくなってしまい、悲しみました。
そして、どこかへ去っていったすずめを探しに、村中を探しまわりました。

そうして、もう日も暮れかかり、歩き回って疲れてしまったおじいさんは、
ちかくの林の切り株に腰を下ろし、休むことにしました。
すると、切り株の近くから探していたすずめが出てきまして、

「おじいさん、おじいさん。探しに来てくれてありがとう。
今までお世話になった恩返しをしたいので、すずめの宿に来てください」
といいました。

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