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解説 「舐め筆」で繁盛する筆屋の看板娘が毒殺された。 なぜ?江戸を飛び出しての捕物の結末は?半七親分の大活躍を朗読で! 慶応三年八月。筆屋の東山堂は看板姉妹が穂先を舐めてそろえてくれる「舐め筆」で繁盛していたが、その姉娘・おまんが毒死。半七は妹娘のお年の縁談に目をつけ、常磐津師匠の妹・お粂のつかんだ手がかりをもとに、犯人を追って上州・妙義山へ……幕末の江戸で、人情にゃ篤いがクールな知性派、半七親分が大活躍! 演出=水城雄。 朗読は、低音の落ち着いた声ながら、ライブ朗読などで素っ頓狂な表現も自在な“バロック朗読家”野々宮卯妙が、はじめて娯楽時代小説に挑戦。時代の空気感をおのずと醸しだす重めの声に、娯楽的な軽みを加えて、テンポのよい時代劇を作りあげています。 (C)アイ文庫 「ことのは出版オーディオブック作品一覧はhttp://www.kotonoha.co.jpにて」 著者プロフィール 岡本 綺堂(おかもと きどう) 1872〜1939 東京高輪にイギリス公使館に勤める元御家人の長男として生まれる。新聞記者のかたわら、二世市川左団次に書いた『維新前後』(1908年)、『修禅寺物語』(1911年)など、新歌舞伎を代表する劇作家としても有名。主な著書に『半七捕物帳』『箕輪心中』『ゆず湯』『両国の秋』など。幼い頃から歌舞伎に親しむとともに、父の影響で英語にも堪能で、シャーロック・ホームズを原著で読み、半七捕物帳の構想を得たといわれる。 |
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