[オーディオブック] すべらない雑談のルール
こう書房,
箱田忠昭
パンローリング
ダウンロード販売
MP3
約235分 178ファイル 倍速付き 167MB 2010年6月発売
本体 1,429円 税込 1,571円
サンプル再生3から10分程度無料で試聴できます。
オーディオブック(音声ブック)
を聴くには? |CD版
内容紹介
たった3秒で心をつかむ魔法のテクニック
9年連続ナンバーワン・年間300回以上のセミナーをこなすカリスマ講師が初めて明かす。雑談・世間話にまつわる話し方・聞き方&質問テクニックと世渡り力をつけるコツ。
「SOS」話法、「ど」付き質問、「三点提示法」など、雑談と世間話にまつわるルールをカリスマ講師が大公開します。
●プロローグ……人生、能力以上に大切なこと
〜前略〜
「雑談なんてただの時間つぶしの無駄話じゃないか」「本論に入る前のほんの前置きにしかすぎない」と、考える人もいるかもしれません。しかし、雑談はたんなる無駄話などでは決してありません。相手とのコミュニケーションをとる最大の“武器”なのです。
人はいつ、どんな所で、どういう人に出会うか分かりません。それによって、人生が大きく左右されてしまうのも事実です。たとえば私は、かつてバルファン・イヴ・サンローランの日本支社長として活躍していましたが、そのきっかけになったのも、ある人物と知り合ったからで、その人が私を認めてくれたからでした。ある時、一人の女性が好きになりました。一目惚れです。もう夢中で、ともかく猛チャレンジをかけました。思いつくことなら何でもやりました。そうした熱意が、相手に伝わったのでしょう。やがて好意を抱いてくれるようになり結婚にまでこぎつけました。
考えてみれば、社長というサラリーマン社会のトップの座に座ることができたのも、憧れの女性のハートを射止めて結婚することができたのも、すべては最終的には、相手の判断=感情ひとつにかかっていたのです。相手に好きになってもらい、そのためには相手と親しくなり、自分という存在を認めてもらい、評価してもらわなければなりません。
詳しくは第1章で述べますが、こんなことがありました。ある時、車を購入することになり、候補として挙げた二社から営業マンに来てもらい、説明を聞くことにしました。最初に訪れたのはAさんで、さっそく詳しく、ていねいに説明を始めました。さすがベテランだな、と感心しました。しかし、次に訪れたBさんの営業方法はまるで違うものでした。ともかく家や家内のことを褒めることに徹し、まず顧客と親しくなろうと努めたのです。営業能力ということでは、むしろAさんの方が上でしたが、結果はBさんから車を買うことになったのです。
決め手になったのは、Bさんの相手を喜ばそう、親しくなろうと雑談に徹し、一種の高度な“ごますり作戦”でした。つまり、人の心の機微をつかむことに長けていたからで、成功者の9割はこうした“世渡り術”を身に付けているのです。
そのコミュニケーション手段の最初の一歩が、「雑談」なのです。雑談を通してまず相手の気持ちをぐさっとつかみ、自分の気持ちを伝える。つまり、「雑談をする力」を鍛えることで、あなたの明日からの人生、運命はまるで変わってくるということなのです。その秘訣を、本オーディオブックで余すことなくお教えしましょう。
●「第3章 いい人間関係の9割は雑談で決まる」より
■32 褒めること、それには4つのルールがある■
相手を褒めれば自分も褒められる。逆にけなせば、自分もけなされる。先に人間関係というのは「鏡と同じだ」と言いました。チャルディーニはこれを「返報性の原理」と呼んでいます。つまり、自分の感情は、相手という「鏡」に反射して同じように返ってくるということです。
相手が何かをしてくれたら、お返しをしないといけない、好意を示してくれたら、何とかそれに応えなくてはならない、という気持ちになってしまう、というものです。だからこそ、相手に好かれようと思ったら、自分の方から進んでどんどん好意を示す必要が出てくるのです。こうして、良好な関係を作っておいてから雑談を進めていく、ということが大切なテクニックの一つです。
相手に好意を示す、その方法として最も有効なのが、何度も述べていますが、相手を褒めるということです。この褒め方にもいくつかのポイントがあります。次の4つの大きな基本ルールを覚えて、使ってください。
1 まず褒める。2 褒めた理由を説明する。3 答えやすい質問をする。4 もう一度別の角度から褒めて質問する。--この4つのポイントを押さえて褒めれば、相手に喜ばれ、好かれます。
目次
第1章 その雑談が糸口なって「コミュニケーション」は始まる!
第2章 雑談にもルールがある
第3章 いい人間関係の9割は雑談で決まる
第4章 雑談上手になる前に、「聞き上手」たれ!
第5章 困った時の【箱田式】話し方、切り抜け方
第6章 雑談力を10倍鍛える【箱田式】実践テクニック
箱田忠昭(はこだ・ただあき)
インサイトラーニング代表。年間300回以上のセミナーをこなすカリスマインストラクター。超一流企業をはじめ多くのクライアントから支持されている。慶応義塾大学商学部卒、ミネソタ大学大学院修了。エスティローダーのマーケティング部長、パルファン・イヴ・サンローラン日本支社長を歴任。その間、デール・カーネギー・コースの公認インストラクターを務める。1983年にインサイトラーニング株式会社を設立。現在、代表取締役。日本プレゼンテーション協会理事長。プレゼンテーション、交渉力、セールス、時間管理などのコミュニケーションスキルの専門家としてビジネスマンの教育研修、講演活動を積極的に展開。
※本商品は「すべらない雑談のルール」(こう書房刊 箱田忠昭著 ISBN:978-4-7696-0987-2 1,470円(税込))をオーディオ化したものです。 (C)T.Hakoda
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