[オーディオブック] 落語 道灌(どうかん) 三遊亭王楽
三遊亭王楽
ラジオデイズ
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MP3
約18分 1ファイル 17.1MB 2009年4月発売
本体 334円 税込 367円
ドーカンなんだから雨具を借りてくれ!
【あらすじ】
八五郎がご隠居のところにやってきます。ご隠居の趣味は書画。張りまぜの屏風を八五郎に見せますが、ものを知らない八五郎には何が描かれているのか分かりません。それは太田道灌が狩りで突然の雨にあい、雨具を借りようとあばら屋を訪れた場面でした。あばら屋の中からは娘が現れて「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき」という歌とともに山吹の枝を差し出しました。しかし道灌には「実の=蓑」が分からず、歌道にくらい己を恥じたという……。そんなご隠居の話を聞いて感心した八五郎。「七重八重……」の歌をご隠居に仮名で書いてもらい、自分も雨具を借りに来る人にこれを使ってやろうと考えます。家に帰ると都合の良いことに突然の雨。さっそく友人がひとり、八五郎の家に飛び込んで来ました。
【聴きどころ】
「寿限無」や「子ほめ」と並んで、前座噺の代表格ともいえる作品。前座噺ではありますが、ベテランになってからも高座にかける噺家は多く、つまりそれだけ落語の基本的な内容を含んでいて、面白さもむずかしさも凝縮された落語といえるでしょう。覚えたての生半可な知識で洒落たことをしようとして失敗する……という落語ではおなじみのパターンの滑稽話を、王楽さんは無駄を省き、とんとんとんとリズム良く演じています。
【もうひと言】
八っつぁんにかかれば太田道灌の騎射笠も「しいたけがあおりくらったようなもの」、行縢(むかばき)は「虎の皮のももひき」となってしまいます。江戸城を造った太田道灌の像は各地にありますが、山吹のエピソードが有名なせいか、本話に出てくる狩装束のすがたで描かれることが多いようです。「しいたけがあおりくらった」ような騎射笠は、川越、熱川、東京など、道灌ゆかりの各地の道灌像でご確認いただけます。
本オーディオブックを全部走りながらお聴きいただいたら、約
2 km、144 kcal 消費できます。
ランナー向け情報について
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